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2011年08月23日

葬儀司会研修ステップ1 in愛知(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

ステップ1.2と続く葬儀司会研修の第一回目。
この形式で、もう10年は続けさせてもらっている。
今ではすっかり癖のある独特の司会者(らしき人)はいなくなった。
とても素晴らしい事なのだが、どこか寂しいような気もするのだ。

長く続けていることで、データ的にもハッキリ言えることがある。
新人、出来れば本当のホヤホヤの内に、司会の研修には出た方が良い。
0(ゼロ)からのスタートが一番良いのである。
なまじ司会の癖(本人は判っていないが)が付いた後だと、やっかいである。
私がではなくて、本人が一番やっかいだろう。
自分の声のコントロールを覚える前に、勝手に付いてしまった癖は取りづらい。
頭でいくら理解をしていても「こんな簡単なことが何故?」と思えるほどに、
自分の思いと、出てくる声の高さ・強さ・速さ・延び方がどうにもならないのだ。
だから是非、新人の内に研修に参加させて欲しい。
フィジカルとテクニックとセオリー、それらの基礎を学べば、
後は自分の個性で好きにやってもらって構わない。

愛知県は超激戦区である。
この団体にしても、葬祭ホールが30程度で施行件数が約5000件。
年内には34ホールまで行く予定だったろうか。
因みに葬祭ディレクター有資格者は110人程度(昨年までに)。
昨年は1級受験者9名が全て合格という快挙だ。
本当に頑張っていると思うが、それでもあらゆる面での伸び悩みを嘆いていた。
常に前進あるのみ。

この日も入社数か月から1年ちょっとの業務経験の方が主流であった。
新しい人は司会の理解力が、午前と午後でも違ってくる。
3時間ほど、司会講座に参加するだけでコツを得たようなヒントを掴むのだ。
話し言葉のルールと、普段何気なく見ている書き言葉のルールとの違い。
書き言葉で表現された文字を、読み言葉に<変換>するというのは、
何を意味するのか・・・<寝ている文字を立たせる>とはどういうことか。
それを実現するための講座だから、フィジカル・テクニック・セオリーがあるのだ。

また10日ほど後にステップ2が控えている。
次のステップでのお話は、葬儀を取り巻く環境の変化に的を絞り、
そこから見えてくる葬儀司会の在り方を中心に話を進めたい。
今日発表した課題は、次回の冒頭でもう一度取り組んでもらう。
1000回は楽にトレーニングしてください。
楽しみにしています。

追記
帰りの新幹線・・・止まっていた。
三島~静岡間で局地的な大雨らしい。
名古屋で次々と新幹線が停車し、ダイヤは乱れっぱなし。
こんな時、グリーン席は威力を発揮する。
一番早く来る新幹線に乗車変更をしても、まず座席は確保できるし、
窓側の席が開いていることも珍しくない。
ある時、隣に乗り込んできたおばちゃんが居て・・・グリーンで隣が居ると損した気分。
なんだよ・・・と残念に思っていたら・・・どこかで見た髪の色・・・???
その方、ジャーナリストの大宅映子さんだった。
(大宅壮一の三女)
大ラッキーであった。
本当に人生の運・不運は分からない(塞翁が馬である)。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年08月23日 08:30

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