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2011年08月31日

葬儀司会講習会初級編in宮城 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

葬儀司会研修のため宮城に前泊した。
その日行われていた、葬祭ディレクター技能審査直前対策の様子を見ていた。
もっと勉強しないと危ないのではないだろうか。(まだ1か月あるが)
コメントを求められたので、おせっかいだとは思ったが、少しだけハッパを掛けた。
それでも彼らは東日本大震災の際、身元不明のご遺体数百を、
夜間でも嫌がらずに搬送した仲間である。
頑張ったことを思うと尚更、合格させてやりたい・・・。
残り1か月、頑張れ!

さて葬儀司会研修・初級編。
いつもと様子が違い、女性がやたらと多い。
何だか他県に居るような気がした。
宮城県ではここ数年、葬祭ホールが次々と建ってはいたが・・・。
ホールでの葬儀が中心となれば女性スタッフが増えるのは当然。
葬儀司会の在り方もやっと全国と同じスタンスで行えるのだ。
(大変、ありがたい)
現在、15ホール所有だ。
予定では近々4ホール追加の予定だという。
施行件数が約3000件強だから十分ではないだろうか。
こんなに施行しているのだから、今まではホールも持たずに大変だったろう。
良くやっていたと思うが、これからはスタイルが変わる。
遅ればせながらも、やっとハードからソフトへ変わらなければね。

司会未経験の方が半数、残りは経験者といえ実際の司会の数は数回がほとんど。
どう考えても新人葬儀司会初級研修会である。
その方がありがたいのだ。
全く色が付いていない状態から講座に参加してもらうことを希望している。
負の要素も正の要素も何もない状態、つまりゼロからのスタートが望ましい。

葬儀司会の在り方・学び方をフィジカル・テクニック・セオリーと分けて講義した。
同時に実践素材もなるべく多く与えチャレンジしてもらった。
マイクを持って人前で喋ったことがない人たちが前提だから、
嫌がらずに楽しく学べるよう気を使ったつもりである。
それにしても女性は勉強熱心な人が多いと思う。
これは全国押しなべてそうではないのだろうか。
しかも初心者にしては巧い人が多く驚いた。
サンプルユーザーの期間を利用し、研鑽を積むように。
鉄は熱いうちに・・・


(ついに老眼になりました)

恐らく、今後の10年間で新スタイルの葬送の在り方が形作れるだろう。
それに対応するのは新人の皆さんの筈である。
新しい発想で色んな物を取り入れて、その時代にマッチした形を模索してください。
楽しみにしています。
お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年08月31日 08:30

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