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2011年11月16日

夜泣き(工場長こと古家寛)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

子供の夜泣きが始まりまして…なかなか大変です。
今まで大人しく、手の掛からない子だと思って油断していました。
ある日、深夜2時頃に突然大声で泣き出しまして、
なかなか泣きやまないのでアレ?と思いつつも抱っこしてあやし、
泣き収まったところでベッドに寝かせようとまた大泣きするので暫く抱っこ。
ようやく寝たと思ったら、また1,2時間して大泣き。
これを1晩に2,3度と繰り返すので、困ったなと。
病気の様子もなく、ここ数日こういう日が続くので、
ネットで検索してみると、いわゆる「夜泣き」でした。


(最近の私と子供)

調べて見ると、生後6ヶ月から1歳半くらいに多く見られるようで、
特にはっきりした原因は無いそうです。
明確な原因が無いというのが、また厄介。
欧米では赤ん坊の夜泣きはことさら問題にされないようで、
成長過程の一端という位置づけだそうです。
(夜泣きの度にあやしたり、構ったりしないそうです)
今はあまり苦では無いですが、
夜泣きが続くようだと手を打たないととも思います。

夜泣きを調べている内に、面白い言葉に出会いました。
「疳の虫」。
日本では、夜泣きは体内にいる疳の虫が原因だと信じられいたようです。
そういえば昔、「かんしゃく虫」やら「虫を切る」という言葉を、
聞いたように記憶しています。
私も良く泣き叫んでいたそうなので、
「疳の虫」は私の遺伝かもしれません。

ちなみに、「疳の虫封じ」といって、
地蔵などに願をかけることも多く行われたようです。
今でも、いくつかの寺院で「疳の虫封じ」の修法が勤められています。
かつての生活と仏教のつながりが感じられて、なかなか興味深いです。
そういう遊び心というか、気休め的な部分は、
現代に不足しがちな要素かもしれません。

原因が分からない物事に対する作法、「死」ということもそうかもしれませんが、
未知なものへの応対は、寺院や仏教が率先して習俗や文化を築いていたのでしょう。
しかし、情報過多な現代では、その価値は薄れてきているかもしれません。
・・・もしかしたら、「知らぬが仏」という諺も、寺院が生み出したのかも!?

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年11月16日 08:07

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