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2012年01月30日

舎利礼文について① (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

一心頂礼 万徳円満 釈迦如来 
真身舎利 本地法身 法界塔婆
我等礼敬 為我現身 入我我入
・・・・・・・・・・・・
舎利礼文は「しゃりらいもん」と読みます。
密教系や禅宗系で、通夜・葬儀のお勤めの終盤に聞くことが多いお経です。
どんな内容かというと、
お釈迦様の舎利とその仏舎利塔を供養するお経です。
そして釈迦の舎利とは遺骨のことです。
転じて、お米のことも「シャリ」と呼ばれていますよね。
仏教では舎利は土に還るとされています。
それが巡り巡って稲、麦、アワ、キビ、ヒエ・・・など
様々な穀物になって人々を救うだろうとされました。
この骨の小さな部分が、お米の色や形に似ていたため、
転じてシャリと呼ばれるようになったそうです。
つまり米は「舎利」の化身であり、非常に尊いものと考えられていたのです。

真宗系では仏舎利塔(ストッーパ)が存在しないから、
まず聞くことがありません。
もし聞いたら・・・怪しい僧侶かもしれないですね。
因みに、上記の文言に「法界塔婆」とありますが、
真宗系では塔婆もありません。

さて、仏教はお釈迦様が荼毘に付されたように、
火葬が自然である・・・というより大切にされてきました。
その流れの中で、お釈迦様の舎利を大切にし、
仏舎利塔を供養することで、我々も成仏できると考えられてきたようです。

しかしお釈迦様は弟子たちに言っていたそうです。
(聞いたわけじゃありませんが)
「とらわれなく、執着なく、淡々と生きなさい」と。
・・・えらい難しい事を平気で仰る方ですなあ。
そして自分の死後、遺骨についても執着するなと説いたらしい、の・で・す・が・・・
(これも聞いたわけじゃありません)
ご存じの通り、お釈迦様の遺骨を巡っては、それを八つに分骨し
(いくらなんでも多過ぎ・・・他説もあって10分骨という話もあります)
仏舎利塔(ストッーパ)に安置し、礼拝の対象にしちゃいました。
こんな恐れがあるから、智慧のあるお釈迦様なら、
骨が残らないように何らかの工夫ができなかったのかな・・・
そんなことをブツブツ言ってたらイジワルか?
日本には仏舎利塔がいくつあるのだろう?
お釈迦様の遺骨(舎利)は、そんなにはないよなあ。

ここまでは、何となく私が知っている流れです。
このお話に関して、明日に続きます。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年01月30日 08:30

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