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2012年05月02日

葬儀司会セミナー【新キャリアアップ実践講座】終了 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

ベーシック講座の翌日、キャリアアップ講座が開催された。
両日とも参加される方もいるが、昨日の今日では如何ともしがたいだろう。
(特にフィジカルがね)
それでも目一杯頑張ってくださった。

 

葬儀司会の上達を簡単に言えば、
①  フィジカルを徹底的に鍛え、言葉が切れるようにする
②  テクニック・セオリーを学び、自分の声を自在にコントロールする
ベーシック講座では、これに尽きるのだ。
が、実際にマスターするには時間が掛かる。
本講座は、その上に位置しているので当然難しい。
難しいから参加者が少ないのか、面白くないから少ないのか…
といっても長年続いているけれど、今回思い切って変更してみた。

まず、参加者は、ベーシック講座受講済みの方に限らせてもらった。
16年間でハッキリ言えることは、たとえ他の司会の分野で活躍していても、
ベーシック講座を受講してみると司会がガラッと変わる。
これは、私の司会講座に対する考え方が、レッスンプロだからである。
だから理論的に筋が通らなければならない。
司会が巧みにできるから良いとか、誰か一人を巧くしたらそれでよい
という講座ではなく、参加者全体をある方向へと導くことにより、
その効果が全体に行きわたらなければ、葬祭業界にとって意味がない。
また、司会に筋が通ることで、将来悩んだり困ったりしても心強くいられる。
そして指導者になっても、基礎の部分は、ある程度は同じ方向性でやっていけるのだ。
そんな観点から総合的に判断して、受講生をベーシック講座受講済みの方と絞った。

 

講座は、難易度が高くても、話が進めやすい。
この講座で思い切ってやりたかったことは、
徹底した技法習得の時間を実践的に学んでもらう、ということである。
9時半からスタートして5時までの時間、
マイクリレーに掛かった時間は、10時半から5時まで。
食事の時間は45分で続けるから、大凡5時間半はマイクリレーである。
その間、徹底的に読みまわした原稿は以下。
ナレーションは約60作品。
(全部の原稿を読みたかったが、一部読み残しがでたことは残念)
弔電は10作品。
CM課題4作品。
朗読3作品。
映像と同時進行のナレーション4作品。

9名の参加者は、ほとほと疲れただろうと思う。
しかし、徹底的に多くの作品を読むということは、自分に力を付けてくれる。
他者との個性の違いもあって、大変豊かな講座になった。
私自身いつもの疲れと違ったのは、喉は全然痛くならなかったが、耳が疲れた。
集中して聴くので、脳も疲れる。
喋っていた方がましかなとも思うが、どんどん実践をやらせた方が巧くなる。
今後、この講座がどうなるか不明だが、参加者は18トラックものCDを持ち帰った。
絶対に巧くなって欲しい。
そして後輩を指導して欲しい。
葬儀業界の下手くそな司会を一掃するんだ、と始まった葬祭セレモニー司会術。
まだまた続きますよ…きっと。


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      TEL.03-3260-4761
定員   :24名(先着順)
参加費  :39,900円(1名様につき)
      (消費税および地方消費税 1,900円含む) ※昼食代、テキスト代含む

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年05月02日 08:30

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