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2012年05月18日

葬祭マネジメント学科 特別講座「表現力」終了 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

駿台トラベル&ホテル専門学校での1回目の講義が終わりました。
夜の講義にも関わらず、生徒の皆さんは元気が有り余っているようです。
それもそのはず、これから社会に出ていく人も多いので学生気分が味わえる場所です。
将来は葬儀関係の仕事に就くのを夢見て葬祭マネジメント学科に通う皆さん。
僅か3時間の授業でしたが、その様子を眺めていると、
私も学生時代にタイムスリップしたようで懐かしかった。
一昔前にはとても考えられなかった、葬祭を学ぶ場所としての学校。
現在は、全国にいくつか存在しているようです。
ニーズがある、ということでしょうか。
時代の移り変わりを実感します。

私の講座は<表現>というテーマでお話をさせてもらいました。
しかし、実際は生徒の皆さんに様々なチャレンジをしていただきます。
若い人の感覚の素晴らしさを垣間見たのは、
私が「ご遺族ご親族の皆様」という言い方でのよくある間違いは、
「ご遺族」よりも「ご親族」の音程が高くなる人がいますが…
と云ったら、ゲラゲラ笑って「そんな人ありえない」…だって。
(実際は、この業界に沢山存在しています)
それから「葬儀並びに告別式を…」と開式をする時も、
「葬儀」よりも「告別式」の音程が上がる人がいますが…と云えば、
またまた「ゲラゲラ」と笑い転げて「(若者言葉で)絶対いないし」…だって。
(業界には山ほどいるのです)

君たちの感覚は、とても正しい。
正しい耳を持っています。
その感性で汚れることなく真っ直ぐ進んで欲しい。

しかしここで、じゃあ何故そのような事が起こるのか。
そういう話をしてあげて、先ほどチャレンジした発声練習を振り返ってみると、
思うように声が出てこない自分が居ます。
目で見ているのに、口からすんなりと出てこない。
文字を知らない訳ではないのに、自由に喋ることができないわけです。
それは結論を言えば、フィジカルが全然ダメ。
だから、悪い癖として身に付いてしまう人が、この業界には沢山存在するのです。
皆さんは、絶対にそうならないように。

10分間の休憩時間、元気が有り余っているのか?
ある女子生徒。
まるで岸壁から飛び込んだ人のように、靴をきちんと揃えて、
ホップ・ステップ・ジャンプの動きに合わせるようにして鋭く手を振る。
スカートじゃなくてよかったよホント。
「何してるの?」
「あっ、ハンドボールの練習です」
「??ハンド・ボール」
(髪を振り乱すその姿は、格闘技かと思ったぜ)
あくまでもエアシュートですが…はい、お見事です。
その他の学生たちも、それはそれは賑やかで…年取ったオヤジからみればウルサイ。
こんな元気がどこから来るのか、若いということは素晴らしい。

この後、更に90分講義をさせてもらい合計3時間。
次週も2コマ担当だから計6時間の表現講習は、所謂一日講習と一緒だ。
んー考えてみればそれなりに長い。
何とか結果を出すべく、精一杯取り組もう。
次はもっと色々な事にチャレンジしてもらおうっと。

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定員   :24名(先着順)
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年05月18日 08:30

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