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2012年10月22日

島根研修前夜 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

年に一度のペースで、弊社で葬儀司会の研修をやらせてもらって10年ほど経つ。
いつも私が伺っているわけではないが、昨年に続いて今年も私が担当した。
長年、事務局を担当してくださるI様は、もうとっくにご出世なされて、
とても担当者というべきではないかもしれないが、今でも連絡をいただく。
10年以上お世話になっていると、やがて肩書が重くなるのは世の常か。
それでも昔日の頃の思いのまま、現場スタッフの教育にとても熱心だ。
私のやる気も一段と増してくる。

今回の研修目的は、各ホールの司会者が少しは巧くなったので、
思い切って中級レベルでやってみたい…と。
断っておくが、この団体で言う中級レベルはかなり難しいのだ。
ところが集客が良くない。(敬遠される気持ちも分からないではないが)
また、問い合わせの多くは「新人でも参加させて」の声が多く、
丁重にお断りしつつ、結局2年以上の実務経験を一つの目安にした。
そして新人にも対応できるテキストを交えつつ、初級~中級と幅を持たせた。


(出雲市駅です)

研修の前日、出雲縁結び空港に到着。
空港バスで25分、出雲市内へ。
10月、全国的には「神無月」と云うが、この地方は「神在月(かみありづき)」。
何故なら、八百万の神々が出雲に集結し、何やら会議を行うらしい。
そこで調べてみた。
神々が集まって一体何の会議なんだと?
それは「人生諸般のことについて」らしい。
もっと突っ込むと「人々のご縁にまつわる会議」だとか。
それも「男女のご縁」と云ったら…なるへそ、縁結びの神様らしい。
尚、正式には、会議は神議とかいて<かむはかり>と読むらしい。
それにしても、わざわざ出雲に神々が集まって男女のご縁についてとは…平和だ。
この神議の場所が出雲大社近くの「上宮(仮宮)」という所で行われる。
その期間は旧暦10月の11日から17日の一週間。
たったの一週間で、日本全国の男女の縁が決まるのか。
んーなるほど、面白そうだから研修後の翌日、出雲大社へ行って見よう。

ということで、ホテル到着後は、ぶらりと駅近辺を散歩。
そして江戸末期から営業を続けているという羽根屋さんへ出雲そばを食いに行く。
出雲蕎麦は、蕎麦の実を殻ごと挽くから色が濃いのが特徴である。
それに香りも強い筈だ。
筈だ…というのは、私にはよく分からないのだ、この出雲のソウルフードが。
面白いのは、だし汁を直接ぶっかけていただくのである、
また、その汁が余れば、次の割子にも注いだりするのである。
(必ずではないが)
割子の蕎麦が美味しいのだろうが、実はご飯ものが気に入っている。
この日は3段の割子と親子丼…それはそれは親子丼の勝ちであった。

話しは少し飛ぶが、ひょんなことから秋田からソウルフードが送られてきた。
吃驚したけど、有り難く頂戴した。
ケンミンショーでお馴染みになった「バター餅」を中心に、
私も秋田で食したことがある物も入っていた。
地方独特のソウルフードは、その土地でしか理解できないものがある。

さて、食後の楽しみは、風呂とサウナ。
このホテルは、大浴場という名の小浴場が付いているし、サウナも楽しめるのだ。
身体を絞るだけ絞って、キューと飲むビールは最高!
仕事を忘れるぜ。
後は、Zzzzz…。

続く。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年10月22日 08:30

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