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2013年04月02日

東海地方での葬儀司会研修を終えて (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

私は不思議と東海エリアには縁がある。
司会派遣会社にも葬儀社にも色々と研修会の要請を受けてきた。
大変有り難いことである。
(あーえりぁ、ありがてゃことにいわっせる)
特にこの地区の葬儀は、通夜の後に会食をする(会食接待の)習慣がなく、
(イメージとは随分違うと思うけど)
また宗派も曹洞宗、大谷派、本願寺派に偏っている。
よって今回はその宗派に合わせた葬儀司会をという目的もあった。
勿論、所謂ハ宗は網羅しましたがニーズと地域性を重視しました。
(葬祭ディレクタ-技能審査試験ではありませんから)

昨年の暮れから受講生グループを二つに分けて選抜し、
それぞれ2回の葬儀司会研修をやらせていただいた。
キャリア0から最長の方でも6年以内、しかし葬儀司会の経験はない。
皆で一斉に「ヨーイ・ドン!」である。
1回目と2回目の間には、ひと月以上の間隔をあけてもらい、
1回目の復習と2回目の予習に十分な時間をとった。
最初のグループは全員女性、次は男女混合兼提携先も交じった。
語弊があるといけないが、ある意味、非常に面白かった。
前々からそうじゃないかなと思っていたけど、やっぱりと思う所もあった。
その辺りは、もっとデータが増えてから書きたい。


(本文とは一切関係がございません)

研修は前泊で入るので、朝は8時半から始まる。(少し早い)
私はパソコンのセッテングがあるので更に30分以上前には入らなければならない。
面倒臭いけど、パソコンを使えばそれだけの価値はある。
映像とナレーションのコラボとか紹介したいが、勿体ないのでやめとこう。

今日のテーマ【発声練習は、ボクシングの左ジャブだ】。
1回目は基礎研修である。
誰もがぶつかる発声活舌のクオリティは、ネットでの事前練習でどこまでやれるか。
これは個人差が一番出やすいが仕方ないだろう。
それでも、ある程度はやってもらわないとダメ。
1回目の講座が終わる頃には、例え理屈が完璧に分かっていても、
その通りに実現できない自分の姿に苦しむはず…
何故イメージ通りに出来ない。
何故自分の口や喉は思い通りに動いてくれないのか。
その答えは自分で見つかる…発声が出来ていないから、滑舌が不自由だから。
それから2回目を迎えるまでの約一カ月、これが本当の勝負だ。


(本文とは一切関係がございません)

そして他の人との差は、2回目で明らかになる。
努力の成果がそのまま歴然と出てしまう。
1回目は、素質に頼る部分が大きい。
しかし2回目は、素質ではどうしようもない部分が出てしまう。
だから皆さん研鑽を積み頑張るのだ。

課題として望ましいのは、
「発声練習を鍛えて、何をする?」
具体的に、どの課題をクリアしたいのか、
どの課題をどんな風に表現したいのか。
より具体的な目標を掲げることで、人は頑張れるのである。
手が届きそうで、少し距離がある、そんな課題を見つけるのに苦労する。

ここまで発声練習の事だけを書いた。
しかし、フィジカルとテクニックのレッスンの基本は同じ。
少し違うのはセオリーくらい。
こうして司会講座は少しずつ上を目指しながらやっていくのです。

ご参加くださった皆様、大変お疲れ様でございました。
私は「味噌カツ」等を食いながら新幹線で帰ります。

うみゃーよ!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2013年04月02日 08:30

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