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2014年07月30日

ひとりの夜(Nishida)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

愛息子がお泊り保育でいない夜。
何をしよう?!とわくわくしていたのも最初だけ。
友達と飲んで帰った家にはしんとした空気。
1人で夜を過ごすのは初めてのこと。

インコとウサギと存分に遊んでやったし
飲み直してDVDも観たりした。

でもどうにも落ち着かない。
まるで自分の家ではないかのように。
こんなに寂しい夜とはもう何年も会っていない。
毎日の生活が息子中心であったことを痛感した。

普段の帰宅後は夕飯を食べてお風呂に入って
お布団入れて…うんざりするほど大忙し。
そんな騒々しい毎日がぽかんと無くなると、
私まで空っぽになったみたい。

翌朝の迎え。朝が早かったにも関わらず
軽い足取りで向かい、先に来ていたお母さんたちと
その子供が「楽しかった?」「寂しくなかった?」と
話していたけど脇目も振らず息子を探した。

私と目が合うと、息子は真っ先に私に駆け寄ってきた。
声をかけようとした瞬間、ほくそ笑みみぞおちにパンチを一発。
そのままスルーしていった(笑)
それが何を意味しているのか分からなかったけど、
追々聞いてみると、「頑張った」らしい。
たまにしてしまうお漏らしが不安だったようで、
お漏らしもせず、楽しかったと。

親ぐるみで子供たちには内緒にしていた催し。
夜、先生方からサプライズで肝試しが行われた。
担任の先生がお化けにさらわれてしまう。
なんかの鍵を探しだして先生を助け出す、というシナリオ。
お化けに扮した先生方に泣きだす子もいたらしいが
「先生を助けた」と自信満々で話す息子。
先生方の思惑通りとても良い思い出になったようだ。

お泊まり保育当日は「今日、ママ、迎えに来ないの?」
と、少し寂しそうにしていた息子が、一晩で
とてもたくましくなったように思えた。そして
「ちゃんと片付けなさぁい!!」と
再び雷を落とす毎日に戻った。

やっぱりこうでなくちゃ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2014年07月30日 15:04

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