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2015年03月27日

浄土真宗の教え7 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

私が築地の本願寺に3年間通ったのは、浄土真宗中央仏教学院の通信科
だったと思うが、そもそもの入学はひょんな事からだった。
人材派遣会から派遣される現場で、色々な宗派のお経を聴いて耳から学び、
学ぶうちに面白くも感じたが調子に乗っていたのも事実。
若かったからで誠に申し訳ないが、ある僧侶と論争になり(内容は秘密)
結果、「井手さんは葬儀屋さんで、僧侶の資格はないでしょ」との捨て台詞。
おいおい、僧侶は職業じゃないだろう、生き方の問題だろう。
遺族を思いやれない僧侶なんか必要ない…云々。
(※因みに、住職は立派な職業です)

 

人間怒った時の勢いは凄まじく、直ぐに僧侶養成コースに入るのだが、
そのためには、どこぞの本願寺派の住職の印鑑が必要だし、
私の田舎の菩提寺はたまたま本願寺派だが、絶対に印鑑は押してくれない。
(普通は、なかなか難しいです…ライバルを養成するということにもなる)
そこで、知り合いの僧侶に頼み(現場でよく顔を合わせる方)、
その代り、寺のパソコンに張り付いたエッチな画像を取り除いてくれと。
カッコ悪くてしょうがないからと…ごめんね、云っちゃった。(寺名は出しません)

そんなわけで入学した学校。
そこでのお話は、次回。
ではクイズ。
(出典 クイズ浄土真宗参照)

質問1
阿弥陀仏は、いつ救いに来られる?

1. 念仏を称えるたびに来られる
2. 臨終のときに来られる。
3. 今、来ておられる。

答え



3番です。
臨終即得往生、などと云いますから
2番の「臨終のときに来られる」と答える方が多いかな。
しかし阿弥陀仏の本意は、今生きておられる衆生の苦悩を救うことです。

質問2
私が浄土に生まれると、どうなる?

1. もう二度と輪廻転生しなくなる。
2. 欲しいものが全て手に入る。
3. 満たされて満足する。

答え



1番です。
極楽と云いますからね。
何もかもが思い通りになる、と思われるのは自己中心的な物事の捉え方。
輪廻転生の迷いの世界からの脱出、だから悟りの世界は解脱とも云います。

質問3
「彼岸」の意味は?

1. あの世
2. さとりの世界、浄土
3. 幽冥界

答え



2番です。
これはサービス問題でしたね。
春のお彼岸も終わりましたが、
春の彼岸は「ぼたもち(牡丹餅)」、秋の彼岸は「おはぎ(お萩)」。
ま、ほぼ同じものでしょうが…春と秋の違いは字からも理解できます。
「彼岸」の対義語は「此岸」。
迷いの「此岸」から、悟りの世界である「彼岸」を目指しましょう。

では。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2015年03月27日 08:30

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