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2015年03月18日

樹木葬について (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

「手元供養」という言葉の発案者である京都「博國屋」のご主人山崎譲二様が、
京都の樹木葬の現状を紹介して下さるということで、
ウィルライフ株式会社の「これからの楽交(がっこう)」という活動に参加させていただいた。。
結論から云うと、大変勉強になるお話であった。
知らないことがたくさんあって、本当に興味深い。

元来、冬の時期は自らの学びをしないと、アウトプットが続く春から晩秋に掛けて
まるで枯れ木のようになる自分が情けない。
出てくるモノが無ければ受講生もつまらないだろう。
そうならないためにも新しい何かを、量も質も必要としているのだ。
この日一日で、随分と頭の中のメモリが増えた気がする。

 

上のチラシを見て下さい。
大徳寺、建仁寺、東福寺どれも臨済宗の本山である。
また、日本で最初に出来た樹木葬である「里山型墓地」があるのも
岩手県一関市にある臨済宗妙心寺派祥雲寺別院知勝院である。
なぜ、臨済宗が樹木葬に力を入れているのか。
その辺りの山崎様のご意見と、私自身が思う所は若干違うが、
ただ禅宗の死生観が、樹木葬の考え方にマッチしやすいのは事実だろう。

現在、お寺の数は約7万7千で、その内葬儀をやっている寺は7万強か…多過ぎる。
コンビニエンスストアは上位14チェーンで、合計約5万店舗。
そのコンビニでさえ潰れている所があるのに、お寺はもたない。
だからこそ、本山から率先して改革を進めているのだろう。
価格もかなり安い。
恐らく、相当売れるはずだ。
その価格、一つの例だが一人利用で50万円。二人利用の場合は70万円。
ご遺骨は晒し木綿に包む形で納骨され、自然に還るので改葬は出来ません。
期間は、没後三十三回忌まで。
宗旨・宗派・国籍は問いません。
年会費は、5千円。
しかし、春と夏の行われる合同法要祭は、臨済宗に則って行われます。
申し込みは、生前申込み、遺骨申込み、いずれもOK。

我が家は、みなし墓地が存在するのだが、それでも興味を惹かれた。
人は皆、色々と悩みを抱えているのだ。
お墓が存在することで、功罪相半ばするのは事実だから頭が痛いよ。
では。
<追記>
この日、弊社の有能なスタッフ西田と共に講座に参加したが、場所を間違えて右往左往。
二人とも埼玉の田舎者だから仕方がないにしても、「青南いきいきプラザ」が目的地…
だったのだが、どうしたわけか「南青山」という見慣れぬ大都会に舞い上がってしまったのか、
南青山の2丁目にある「青山いきいきプラザ」へ行ってしまい、
またそこが折しも青山墓地の目の前。お墓の講習だから間違いない、と思いきや、
やたらと年寄りの参加が多いし、セミナーという匂いがしなかった。
あれれ、おまけに該当する教室もない…となれば、「間違えた!」
「だから会社で印刷したコピーを忘れるなって、あれほど云ったじゃないかっ!」
「だって、社長が急がせるから」
「あんぽんたん、ボケっ、カスっ」とまあ喧嘩になりながらも、
右手に持ったiPhoneは直ぐに「青南いきいきプラザ」をネットで探し出し、
グーグルマップを開いて誘導、徒歩で5分…少し遅刻して漸く辿り着きました。
それにしても、「青南いきいきプラザ」と「青山いきいきプラザ」似てませんか?
罰ゲームかと思ったぜ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2015年03月18日 08:30

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