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2005年12月27日

我が家のクリスマス・・・(藤田 順子)と(井手 一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

以前もエッセイに書きましたが、我が家のクリスマスは・・・
毎年主人の会社の保養所で過ごしています。
箱根の仙石原にある保養所はこじんまりとしていて、全部で10部屋程・・・
食事は大手ホテルが入っていて、目にも美しく味も美味。
旬の新鮮な素材をふんだんにつかっていて保養所といえども満足できます。
一般の宿として運営すると一人一泊3万円はするそうですが、
保養所ということで私達の負担は一人数千円。
あとは会社が補助してくれます。
使わない手はないですよね!

お得な保養所は人気が高く、なかなか予約がとれないのが実情。
会社は公平を図るため、各地にある保養所の利用を
一人年5回までと定めています。
各地と言っても箱根の他は霞ヶ浦や和歌山・・・
藤田家が気軽に行けるのは箱根なんです。

そんな訳で、年に4回は母親を誘い箱根保養所に行ってます。
倍率の高い保養所が、どうしてそんなに予約できるかって?
旅行好きの主人は予約受付が始まる月初めをチェックしていて、
早め早めに予約をしてくれているからなんです。
ブライダルの仕事が入るのは2から3ヶ月前なので、
主人からそれ以上まえに予定を聞かれるのは辛いところなんですが、
カレンダーの六陽暦と睨めっこして仕事が入らなさそうな日
(仏滅や赤口)に予約を入れてもらいます。
後日、その日に仕事をいただいた場合は悔しい思いをしますが、
こうしていかないと、まず予約がとれないんです。

さて、そしてこの時期の保養所での過ごし方も毎年同じ「年賀状の作成」です。
その為パソコンとプリンターを持ち込むので、
どこへ行くの?と思われるくらい大荷物。
夫婦で付き合いのある方や仕事用など、デザイン違いで何種類か作るんですが、
母親の葉書も含め、デザインを決めるまでが一苦労。
その後はあっというまに完成します。
今年もなんとか無事に完成しましたよ(あ~疲れた・・・)

そして、帰りの日にはこれも恒例。正月用のみかん狩りをします。
もう一般のみかん狩りは終わっていて、
いつも特別に入れてもらうので貸切状態です。
大人3人、園内食べ放題・みかん箱1箱のお土産付で、
今年は1000円でやらせていただきました。
この値段はおばあちゃんやご主人によって微妙に違うんですが、
お得にしてくれるのはどちらも同じ。
毎年この時期に無理を言って入れていただく「大島園」さん。
毎度お世話になります。(ありがとうございます)

そして昨日無事帰宅。
前日の女子フィギアスケートの続き。
午後7時からのフリーで熱くなりました。
オリンピック出場選考の厳しい戦い。
ものすごいプレッシャーだったと思いますが、
どの選手も素晴らしかったですよね。
一人ひとりのスケーティングパフォーマンスを見ながら
「どうか転倒しないで!頑張って」
と手に汗にぎり全身カチコチになりながら、祈るような気持ちで見ていました。
単純な私は一人終わるごとに感動で大泣きしてました。
勝った選手、負けた選手、明暗は分かれましたが、
惜しくもオリンピック出場を逃した中野選手・恩田選手の
「やるだけやったから悔いなし」のコメントにも涙・・・もう大変でした。
来年のトリノオリンピックが今から楽しみです。

そして・・・クリスマスイヴに行われた私の所属する
ハラウのフラチームが参加してのクリスマスショー。
お陰さまで無事に終わりました。
お客様にも好評だったようで、
MCを引き受けれくれた友人M.T.にも心から感謝しています。
MAHALO!


「サンタ苦労する」の巻 (井手一男)

我が家のクリスマスは、例年通り「井手サンタ」登場です。
まだ6歳の息子は幼いのでしょうか?
それとも私の変装と演技が完璧なのか?
サンタクロースの正体に気づきませんでしたね。
そして今年も成功しました。(まずは写真をご覧あれ)





これは自分の部屋でスタンバイしているところです。
共犯の娘に撮ってもらいました。
腹周りにバスタオル4枚(去年は3枚)、首周りにマフラー2枚、
さらに上下のスエットで身を包み、仕上げはサンタの衣装です。
顔はバレやすいので極力露出を控え、目元と鼻の周りは娘が滅茶苦茶メイク。
更には娘の眼鏡をかけて・・・私の痕跡を全く残さないようにします。
姿見の前で確認後、歩き方の癖などに注意しながら少しばかりレッスンを。
(いやあ相変わらず仕事が丁寧だあ)

私は先ほど、急な仕事が入り出掛けたことになっています。
だから我が家にはいないのですが、本当は書斎で隠れています。
咳き込むことも出来ず、じっと我慢してその時を待ちます。(寒かー)
1階と2階の連絡係は重要な役目で、これを娘が兼務。
(単なるメイク係りではないのです)

「このミッションの成否はお前に掛かっているぞ」
「ミッションって何?」
「えーと」
「クリスマスのこと・・・」
「ん・・・お前面白いなあ・・・頭の中の連動が分かりやすい」(アホです)

さて待つこと20分・・・
娘からの合図で階下に降りて、廊下を忍び足で進み、リビングのガラス戸を
「トントン・・・トントトトン・・・トントトトンの、っトントン」
「誰か来たーっ!」(娘・・・やや絶叫)
「サンタさんじゃない」(家内・・・棒読み)
想像してください・・・家内と娘はとてもセリフが下手くそです。
一度研修に参加させて、発声練習からやらせましょう。

 

ところが、子供たちはパニック状態に陥りました。
娘の絶叫気味の台詞回しがいけなかったのでしょう。
特に2歳の天使は、ひきつけを起こしそうになり、こちらが慌てました。
6歳の息子は、どうリアクションしていいか分からないのでしょう。
恐怖と驚きで困惑して、リビングと台所を行ったり来たり・・・
バタバタと逃げまくっています。(気が小さっ)
タオルをチュパチュパする回転数が高速になっていました。
これは動揺しているバロメータなのです。
しかし天使に化け物を見るような目で見られて・・・ショック・・・でした。



例年ですと、ムーンウォークで登場し、ひとしきりパントマイムを演じて
それから徐(おもむろ)にプレゼントを手渡すのですが、
今年はもうバレるのでは・・・と思い、一切余計なことはしませんでした。
それだけにリアルなサンタおじさんが、とても怖く映ったようでした。
それでも子供たちを捕まえて無理やりプレゼントを渡すと、
軽く頭をナデナデしてから退場です。

 

そしてまた・・・あー最悪の台詞回しです。
「サンタさんありがとうー!」(娘・・・棒読み・語尾も延びてます)
「サンタさんまた来てね」(家内・・・噛んでました)
セリフが下手くそ過ぎて、ズッコケそうになりましたが、
なんとか持ちこたえました。(誰かダメ出ししてやってよホントに)



子供とは恐ろしい嘘つきで、
「さっきそういえば鈴の音が聞こえた、シャン・シャン・シャンって!」(息子)
とか言い出す始末です。(聞こえるわけないじゃん)
人間の脳の想像力は無限ですなあ。
さらには
「お父さん、サンタに英語でメール出しといてくれたの?」
どうやらサンタのプレゼントは、内願を受け付けるらしくて、
ただ外人なので、英語のメールを送らなければいけないと思ってるらしい。
しかし、サンタにメールという発想は、私の時代には考えられない。
サンタにお手紙はもう古いということでしょう。

因みにサンタクロースとは「セント・ニコラウス」が訛ったらしい。
4世紀頃のカトリック教会の司教「聖・ニコラス」は、
貧しい人々を助ける聖人だったとか。
ある夜のこと、娘を身売りしなければならなくなった家族を救うべく、
その家の煙突から金貨を投げ入れる。
その金貨は、ちょうど暖炉の側に干してあった靴下の中に・・・
そんな話があるようです。
靴下の中で良かったよ・・・パンツの中じゃ困ったもんね。
また司教の祭服の色が赤だったことから、サンタも赤い服を着るのです。
(決して還暦祝いではございません)
一言で説明するなら、外国版の水戸黄門ですね。

余談ですが、サンタは双子で1人は良い子にプレゼントを配り、
もう1人は悪い子にお仕置きをして回ったという話があるのですが・・・。
この勧善懲悪方式のサンタの話の方が、日本人にはぴったりくるのでは。
それからサーフボードに乗って来る
ニュージーランドのサンタだけは、今でも好きになれません。
(枯れた感じがしないし、ナンパしそうだもんね)

まあ今年もこれで行事を全部こなしました。
来年もやったるでー!


(大成功!)

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年12月27日 10:22

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