« お知らせ | メイン | 葬儀司会研修会in岩手 (井手一男) »

2006年10月29日

太宰府天満宮へ行きました(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

これが、あの飛梅です。

「飛 梅」        作詞 作曲 さだまさし

心字池にかかる 三つの赤い橋は
一つ目が過去で 二つ目が現在
三つ目の橋で君が 転びそうになった時
初めて君の手に触れた 僕の指
手を合わせた後で 君は神籤を引いて
大吉が出る迄と も一度引き直したね
登り詰めたらあとは 下るしかないと
下るしかないと 気づかなかった
天神様の細道

裏庭を抜けて お石の茶屋へ寄って
君がひとつ 僕が半分 梅ヶ枝餅を喰べた
来年も二人で 来れるといいのにねと
僕の声に君は 答えられなかった
時間という樹の想い出という落葉を
拾い集めるのに夢中だったね君
あなたがもしも 遠くへ行ってしまったら
私も一夜で飛んでゆくと云った
忘れたのかい 飛梅

或の日と同じ様に 今 鳩が舞う
東風吹けば 東風吹かば君は
何処かで想いおこしてくれるだろうか
太宰府は春 いずれにしても春


九州での研修会の折、
前々から行きたいと思っていた「太宰府天満宮」へ行きました。
今年は息子達がダブル受験ということもあり、
また友人達からも「受験のお守り」を頼まれて勇んで出かけました。
太宰府といえば、かつてよく聞いた、
歌手のさだまさしさんの歌「飛梅」が頭をよぎります。
切ない感情をメロディーに乗せたさださんの歌は、
今でも好きなものが多く、仕事で歌うことも多くあります。
今回の出張では、歌でしか聞いたことの無いこの「太宰府」に、
是非行ってみたいと、気持ちがはやりました。

研修会前日に、早めの飛行機で福岡に入り太宰府を目指しました。
福岡空港に着いて、まず観光案内所に行きました。
太宰府までの行き方を聞き、案内図をもらいます。
天神まで地下鉄で行き、そこからは私鉄に乗るといわれました。
私は、知らない町を歩くのが大好きです。
人に道を聞かないで自力でたどり着くことにも「快感!」を感じます。
そうして、初めて乗る、西鉄の快速や各駅停車で「太宰府」に到着しました。

弊社の井手が随分前から、
二言目には「梅ヶ枝餅を食べておいで」と言われていたので、
すぐにでも食べたかったのですが、お昼がまだだったので、
とりあえず駅前のお蕎麦屋さんに入りました。
そして一泊分の荷物をコインロッカーに預けて、いよいよ旅の始まりです。
参道をゆっくりとそぞろ歩きました。
なるほど、梅ヶ枝餅の看板やそのお店に並ぶ人の多いこと・・・。
お味見は後の楽しみとして、天満宮に近づいて行きました。

あの「心字池」にかかる太鼓橋。
「心」という文字の形をした池にかかる橋です。
過去、現在、未来を現して三世一念の仏教思想を残したものだそうです。
この日は3連休の最後の日で、お参りの人達の賑やかな喧騒の中、
いよいよ「本殿」へと進むと、そこには桃山時代の豪壮華麗な様式で、
向かって右側には、あの有名な「飛梅」がありました。
さださんの歌には「飛梅」しか出てこないので知りませんでしたが、
対照的に左側には「皇后梅」という梅も植えられていました。
そして合格祈願のお守りと合格エンピツを買い、おみくじを引きました。
おみくじというのは、やっぱり誰かと一緒がいいですね。
一人おみくじは何だか寂しかったです。
しかし見事一発で「大吉」をゲット!
「よっしゃあ!」と一人で気合を入れました。

「飛梅」の歌詞通りに、裏庭を抜けてお茶屋さんへ寄りました。
鎮守の森が私を迎えます。
一瞬空気が違いました。
「何かが私を守ってくれている」という暖かい感じがしました。
そしてお楽しみの「梅ヶ枝餅」。
食べてしまう前に、忘れずに写真を撮ってあっという間にお腹の中へ。
「ああ、美味しかった!」

2006年「太宰府」の秋、歴史あるこの地に一人たたずんだことは、
久しぶりに、私の心の安らぎでした。
あとは、息子たちの合格を祈るのみです。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年10月29日 00:17

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/625

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.