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2005年03月23日

八百万の神の地「出雲」にて執り行われた社葬(橘 貴美子)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

社葬の司会をということで、島根県出雲に飛びました。
何事につけても東京が一番レベルが高いと考えがちですが、とんでもない。
常に新しい物を取り入れ、良いものを提供していこうという思いがあれば、
地方も東京も変わらないということを今回の社葬で実感しました。

出雲では、ある程度の葬儀に参列される主だった方というのは、
ほぼ同じ顔ぶれで、毎回違ったものを提供していかないと
同じような葬儀だったと言われてしまうそうです。
この辺は東京と違うところですが、
そのため葬儀社が生き残り業績を上げるためには、
常に知恵を使い、他には無いものを提供していかねばならない
という環境があるそうです。

 

会場は体育館で、参列者は1100人を越えました。
天気は快晴。
前日までは雨が降ったりしていたのですが、
気温も上がり穏やかな1日になりました。
会場は暖房が完備されておらず、ストーブで暖めても限界があり、
天候に恵まれ何よりでした。
これも神様のおかげでしょうか。

祭壇は大変立派で、会社の発展と社会貢献に力を尽くした
90年の故人の人生にふさわしいものでした。
接客態度も、好感が持てました。
ここの葬儀社では、出来る限り社員を研修に出したりして、
常に自己啓発をしているそうです。
そうした努力が実っていると思いました。

進行もスムーズに行き、
ご遺族はじめ故人の会社の方々にも満足していただけたようです。
東京でもなかなかここまでの社葬を仕切るのは大変と思える内容でしたが、
いいセレモニーになりました。
東京から司会を呼ぶというのは予算面からも大変だと思うのですが、
ポイントは押さえるというやり方にも、目的意識の明確さが感じられました。
「攻撃は最大の防御である」という気持ちで取り組んでいる
ということでしたが、なかなか出来るものではありません。
実践されているところはさすがです。

 

さらなるソフト面の充実をはかられることでしょう。
今回、私もいい勉強になりました。
1泊2日の滞在でしたが、出雲のおいしい海の幸を食し、
念願だった出雲大社にお参りができ、地元の出雲そばに舌鼓をうち、
温かい人柄にふれ、仕事以外も充実していました。
無事、その日の最終フライトで東京に戻りました。
葬儀社の社長はじめお世話になりました皆様方、本当に有難うございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年03月23日 03:16

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