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2005年08月15日

音楽葬の司会を終えて   (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

正確に言えば、キリスト教+音楽葬?の司会を担当させていただきました。
一昔前は、よく井手講師の司会研修会にも参加してくださり、
また自社のスタッフの方々も頻繁に研修にご参加くださっている方からの依頼。
私もよく知っている、司会の上手い方だ。(やりにくいな・・)
この方のご親戚が亡くなり声を掛けて下さったのだ。


お式の構成は、約20分間牧師様が進行して下さり、残りの40分間は、
司会である私が進行していく。(私もこういう形式は、初めてでした)
仏式に比べて参列者参加型のキリスト教式に加えて、
黙祷・献奏・ナレーション・献花などなど・・・
故人を偲べる要素がたくさん盛り込まれたいいお式だったと思う。

この通夜・葬儀は、何と言っても「大好きなお父さん!」の色が濃く
3人の子供さん・・と言っても皆さん成人しているのですが、
特に娘さん2人のお父さんに対する想い・・・
こんなお式を・・と言う気持ちが前面に現れていた。

【FUNET】の追悼文も大変気に入って下さり、受付で配布して、
開式までのお時間を偲んで頂いたが、その追悼文には
子供さん達からのそれぞれの思い出話が綴られており、
ご家族を大切にされてきた故人の死が悔やまれた。
時代背景と共に故人の人生を綴っていく追悼文だが、
遺族の言葉中心に描いた追悼文もいいものだな・・と認識した。
追悼文は、色々な使い方が出来ますので模索するといいと思います。

 

献奏も同じで、私の概念を覆した。
「イッッア・スモールワールド」や「ボォルガの舟歌」など
一般的には献奏で使われにくい曲が挙げられ、
頂いたメッセージと共に献奏された。
出棺の時も「イッッア・スモールワールド」が流され、私のコメントは、
「お父さん!世界一周旅行に、行ってらっしゃい!」と・・・。
曲構成は、すべて娘さんたちが担当され、
私たち葬儀に携わるものの概念を超えていたが、意外に良くてびっくりした。
オルガン奏者の演奏も素敵だった。

今回は事情があり担当している葬儀社さんは、
蚊帳の外になってしまっていた節があったので、
返って新鮮なものに仕上がったのかもしれませんね。
司会の依頼を下さった方が、
陰になり日向になり遺族中心に上手くまとめてきたのだろう。
私も大変勉強させて頂き、葬儀の司会の幅が広がったような気がしています。
ありがとうございました。

遺族の方々はいつ見ても泣いていたが、自分の想い通りに送り出すことが出来、
そのことに納得し、少しずつ心が癒えていくのでしょうね。

故人のご冥福をお祈りしております。

<おまけ>
5日間の内に、3箇所の無宗教葬の司会を担当させていただきましたので、
計6個のナレーションを作成しました。
正確に言えば、【FUNET】が・・・。
無宗教葬の場合は、ほとんどが10分弱程度の長いナレーションを
要求されますので、毎日違うナレーションを作るのはキツイですよ。
忙しくて!忙しくて!と思いながら、司会を担当している方!
【FUNET】を是非お役立てください。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年08月15日 17:21

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