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2005年08月08日

ゴスペルを歌いました!(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

場所は羽村市コミュニティーセンターホール。
羽村に向かう為に、荻窪から中央線で立川まで30分、青梅線に乗り換える。
青梅市にほど近い多摩川上流にある静かな街だ。
大学時代のピアニストの友人が嫁いだ先で、
今回はその友人がアドバイザーを勤める市の企画コンサートでの体験だった。
キャロル・ギャズデンさんという本場ニューヨークの
ゴスペルシンガーのワークショップ付コンサート出演で、
彼女自らが指導してくれるというので思わず参加を決めてしまった。
練習は2回だけ。
どれほどまで出来上がるのかと少し心配だったが、
1回目の練習でほぼ出来上がったのにはビックリした。

ゴスペルは、黒人が奴隷生活を強いられていた頃、
苦しい日々の中で唯一心のよりどころとした
神様へのメッセージが変化したものだそうだ。
定義づけとしては、霊的、賛美的、そして世界的視野に立って
作られるものでなければいけないという偉大なる音楽だ。
今のアメリカ音楽のルーツとなったもので、
ジャズやブルースもそこから発生したものである。
私はゴスペルを歌うことで、声を出しリズムを刻む内に、
何かが心の中からあふれ出してくる。
誰にも邪魔されることのない私だけの自由な表現であり、
私だけのやさしさや力強さに出会うことができる。
そして歌った後にはいつも大きな勇気を感じることが出来る。

以前から、地元でゴスペル隊を作っては歌って楽しんでいる。
小学校の先生と親で作ったコーラス隊で主人のバンドで歌ったり、
中学校の音楽会では母親だけでゴスペル隊を組み本格的に黒い衣装を着て歌った。 



だいたいが本場のゴスペルには「譜面はなし」ということが多い。
歌詞だけが配られてあとはリードする人が「口うつし」で教えて行く。
私は譜面が無いとどうも心細く、歌詞の上に必死になって音符や記号を書いて行く。
ときには矢印や線で書いてあって、他人が見たら
まったく意味が分からない譜面ができあがる。

初練習は、20名程の初対面の人の中に入っていきなり声を出した。
ソプラノとアルト、テナーに分かれて発声練習をする。
最初は自分のことで一生懸命だが、その内周りの人の声が聞こえて来る。
初めて会った人とも徐々にハーモニーや連帯感を感じて行く。
しかし無理に人に合わせるのではなく、
自分が感じたフィーリングを自由に表現する場所でもある。
それがゴスペルの醍醐味だ。

私はソプラノに入り音をとった。
何回も何回も同じフレーズを繰り返して音をとる。
譜面が無いということは微妙な音の上げ下げが、
気分で歌えるということになり私は好きだ。
どうしても譜面のとおりだと音符や音に忠実すぎて、頭で歌っている感じになる。
「歌はハートでありフィーリング」
いつも設計図通りではない、出たトコ勝負。
それが人間の成すおもしろいところなのだ。
音楽はアナログがいい。
今回の曲は、
[Enter in]と[I will worship]の2曲。
初めての歌だがすぐに好きな歌になった。

2日後の2回目の練習が終わりすぐに本番を迎えた。
黒い衣装を着て久し振りのステージに立った。
体にライトがあたる熱い感じがたまらない!
すぐにその空気を自分のものにする。
「私はステージが大好き!」
今、私が出せる力をすべて出し切ろう!
私の細胞が表現する喜びにプチプチと音を立てている。
本番の写真は撮れなかったが、終わった後の達成感たっぷりの写真を見てください!
身も心もフニャフニャになって魂が抜かれた顔です!





空っぽになった心身に又、どんどんエネルギーが満ちてくるこの不思議さ・・・。
だから私にとって、ゴスペルはやめられないことの一つだ!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年08月08日 00:15

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