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2005年12月29日

読売文化センター「講師デビュー」そして、行く年(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

私の家から歩いて10分程のところに「荻窪」という街がある。
電車の便もすこぶる良く、東京まではJRで25分、新宿は10分弱。
地下鉄丸の内線も東西線も走る。子供たちの故郷はもちろんこの街だ。
そして同じように今や私の第2の故郷になりつつある。

その荻窪に「読売文化センター」がある。
駅前ルミネ6階のカルチャーセンターで、もう25年という歴史がある。
今、カルチャーセンターは日本全国花盛り・・・NHK文化センター、
朝日カルチャーセンター、読売文化センター、他に様々な場所がある。
パンフレットを見て驚いたが、このカルチャーセンターでは、
時間さえあればありとあらゆる趣味の実現が可能だ。

先日のエッセイに、「私の趣味は合唱団の指揮者です」と書いたが、
その私に先日この読売文化センターの支配人さんから
「うちで、教室の講師をやってもらえないだろうか」と言うお話を戴いた。
私が地域のあちらこちらで活動してきた「ミュージックセラピー」の内容が、
今の世の中に必要なものであると感じてくださったようで、
健康と音楽をテーマにした内容のものがやりたいというありがたいお話だった。
そして、「楽しく歌が歌えてハッピーになれるものを・・・」とのこと。
「いよいよ、そういう時代が来た」と私は心からうれしかった。
私のボイスセラピーの音楽ワークショップは10年ほど前から
「はっぴーぼいす」というタイトルで活動している。
はじめた頃は、「セラピー」というと、何となく宗教っぽい印象を持たれたり、
リラクゼーションのための瞑想も、精神世界の話のように受け取られた。

しかし、これだけ世の中が混迷して人の気持ちの余裕が無くなくなるにつれて、
周りの目を気にすることなく、自分らしいやり方を模索する人が増えてきた。
競争とか、ナンバーワンを目指すのでは無い生き方が、
注目を浴びて来たということだろう。
自分らしく生きるために、自分の気持ちや想いを大切することがテーマである
私の音楽を使ったセラピーが必要と思ってもらえたことがとてもうれしかった。

この数年、接遇研修会を通じて全国の様々な地域で
葬儀スタッフの方々と、出会ってきた。
これからは、葬儀のお客様に向けた様々な接遇のスキル(技術)も大切だが、
それと同じ位に、そのスタッフの個性や感性、どのように目の前のお客様を
大切にしたいかというオリジナリティが求められて行くだろう。
机上の論理や頭だけで考えること、過去のデータ、他社でやっているから・・・
という目先の形や理論を優先させるのではなく、
その会社やスタッフ自身の独自性こそが、大切な時代になって行くだろう。
それは私のミュージックセラピーのテーマと同じであり、
その会社らしさや自分らしさを見つけることも、
葬祭業界には求められて行くだろうと感じている。

弊社代表の井手には、
「月に2回だけ、お願い!!!」と、教室講師の時間をもらった
レッスンのスケジュールは1年分。
接遇研修会が入らない日時をすでに決めてある。
来年の4月から「はっぴーぼいす」というタイトルで、
読売文化センター荻窪教室で開催される。
私にとってはライフワークとして、どうしてもやりたいことのひとつであり、
これまで地域のあちらこちらで様々な関係の方々と作って来たこの音楽活動を
ひとつの場所にまとめて、さらに持続させて行きたい。

荻窪には「荻窪の音楽祭」というお祭りがある。
一昨年はある会場で、構成と司会、歌の参加をさせて戴いた。
これからも地域のイベントで貢献して行けたらと思っている。
新しく出会う仲間と共に、地元をさらに盛り上げて行きたい。

今年もあとわずかで終わる。実に早い・・・。
仕事もプライベートも、本当に充実した1年だった。
お陰様で、去年にもまさる接遇研修会の実績をあげることが出来た。
研修会を通じた受講生の皆様と研修会ご担当の皆様に、心から感謝をしたい。

今年の接遇研修会を通して振り返ると、これは世の中全体に言えることだが、
業界が置かれている厳しさをひしひしと感じる。
どの世界でも会社や経営者も頑張るが、同じ位に従業員やスタッフも、
仕事を通してさらに上を目指す気持ちが求められている。

・誰かに何かをしてもらうのを待つのではなく、自分の思いで動いて行ける人。
・今自分には何が求められているのかを模索し、仕事を創造して行ける人。
・自分をどんどん磨いて行ける人。
・理想を掲げてそうなりたいと努力する人・・・。

心底そういう人が求められていると感じる。
2006年、仕事もプライベートも
「真っ直ぐに、真剣に取り組もう」と私自身も身が引き締しまる思いだ。

<井手の割り込み>
加藤には、二兎を追うものは・・・と言ったんですけどねえ。
何せ言い出したら聞きませんから。
自己責任で、受講生に迷惑だけは掛けないように頑張るでしょう。
(頭の切り替えが大変だぞー)

それから橘の仕事納めも、どうやら30日になりそうです。
しかも、自宅葬・・・寒いわこりゃ。
正月早々、風邪をひかないように着込んでください。
正月早々、風邪を引いたら・・・寝込んでください。

あっ、風邪はひいても喉は痛めないで、年明けにレコーディングだぜ。
どうか皆様も、年末の体調には充分お気をつけください。(ゴホンっ・ゴホン)

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年12月29日 10:19

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