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2006年07月15日

中田ショック!! (橘貴美子)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

サッカーの中田選手がプロ引退という報道が流れ、
多くの人が何らかの形でショックを受けたと思います。
中田選手は、山梨県韮崎高校出身。
韮崎高校といえば県北では名門校、私の父親も卒業生です。
中田選手の先輩だと自慢していました。

同じ高校出身の後輩と先輩を比較して見ますと、
中田選手は、世界に知られる日本サッカー界の名選手になりました。
私の父は、柔道部で強かったと言い張っていましたが、
日本でさえ名を轟かす様な選手にはなれませんでした。

中田選手は、国立大にいけるほどの頭脳だったそうですが、
高校卒業と同時にサッカー界へ。
私の父は、スポーツで羽ばたけなかったので、地元の国立大へ。
中田選手は、プロを引退して新たに旅立つそうです。

私の父は、79歳で人生を旅立ちました。
中田選手は、現役を引退しても様々な才能を発揮してくれるに違いありません。
私の父は、賭け事に才能を発揮し道楽の限りを尽くしたことだけは
間違いありません。

比較しなかった方がよかったでしょうか・・・?
これだけの逸材はそうは出ません。
サッカーの旨い選手はこれからどんどん出ても、
哲学と美学をもった選手というのはなかなかいません。
野球界ではイチロー選手がいますね。

中田選手が自らのホームページに引退を語り、
その中で旅立ちという表現を使っていました。
一瞬「ギクッ」としました。
旅立ちと聞くと葬儀をイメージしてしまうのは、
職業病でしょうか?

トップスピードで走り続けてきた選手が、いきなり急ブレーキを踏む。
それはまさに「死」を意味するほどの大きなできごとなのかもしれません。
心身ともにゆっくりお休み下さい。
韮崎の土の匂いのする田舎者に戻って自分を見つめて下さい。
「お疲れ様でした。」


<工場長の割り込み>

中田選手の引退は、確かにショックでした。
もっとプレーを見たかったと思うのは、
見る側の我儘なのでしょうか。

「日本サッカーは、選手がすぐにコケるから嫌い。」
と、社長は辛口に日本サッカーを評価していましたが、
中田選手は別で、強いプレッシャーを受けても滅多にコケなかったと思います。
中田選手がボールを持つと、安心してサッカーを見ていられたのに…。
残念です。

ちなみに、彼は、世界中を旅に回るそうです。
彼の過去の日記に、
【沢木耕太郎の「深夜特急」のような旅がしたい…】
という一説があったように記憶しています。
もしかしたら、鞄一つで世界を回っているかもしれません。
それはそれで、羨ましい…。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年07月15日 00:13

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