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2006年10月31日

墓石で作られたウエルカムボード! (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

石材施工一級技能士の資格を持ち、石材店の若社長を務めるご新郎様。
このウエルカムボードは新郎が作成したものです・・・そう、御影石でね。


Welcome to our Wedding Reception そして名前・日付。
英語も綺麗に彫れるのですね。
富士山、ウエルカムふくろうも石屋さんならでは!!
ふくろうにベールやリボンをコーディネートしたのは、もちろんご新婦様です。
イーゼルにしっかりと固定された重たいウエルカムボードを、
ホテルスタッフが懸命に運んでいました。
(落ちてきたら怪我をしますからね)
ふふふ・・・私も抱えてみましたが、やはり墓石。
相当な重さです。
ウエルカムボードならぬウエルカムストーン!!(ステキ!)

お世話になっているご住職の奥様の紹介で知り合ったと言う新郎・新婦。
そのお寺の山門で2人は初めて顔を合わせたそうです。
主賓席には、ご住職様が着物姿で参列。(袈裟ではありませんでした)
そして主賓挨拶には、もちろん法話ネタが入っていましたよ。(ちと、長い)
○○寺住職 ○○○○様よりお祝いのお言葉を・・・・。
私にとっては、陰?陽?一瞬考えさせられる言葉の羅列のアナウンスですが、
もちろん陽でね!明るく進行させて頂きます。



このホテルスタッフの制服は白。
花嫁さんのウエディングドレスと被らない様、
司会も参列者の服装も白はご法度とされていますが、
あえてこのホテルスタッフの制服は白なのです。
スカート・ズボンは黒ですが、ジャケットはウエスト丈が短めのタキシード風。
エレガントな装いにスタッフの上質のサービスが光ります。
そしてウエディングケーキも白一色。
テーブルクロスはうっすらクリームがかっていますが、
シートカバー等はすべて白で統一されていました。
清潔感があり、一流ホテルならではの風格と気品、そして余裕を感じます。



そして司会台も広い。
ぬいぐるみ付きの祝電に加えて、
最近ではオルゴール付きのブリザードフラワーの電報がお目見えしました。
幅を取る電報達が多くて困るのですが、司会台がこれくらい広いと助かります。
葬祭ホールの司会台は音響機材と司会台が一体化しているところが多いですね。
司会をしながら、音響・照明を兼ねて操作できる、
という利点から一体型になっているのでしょう。
しかし、それだけならまだいいのですが、
軍手・お香・線香・画ビョウ等、物置状態になっている司会台も時々見かけます。
葬儀のナレーション中などに司会者の足元やすぐ手元にある小道具を取りに来られて、
気が散る事ってありませんか?
(裏にテーブルを1つ用意すれば済む事なのに・・・)

そうそう司会台と言えば、ブライダルの司会台、
昔は随分高かったように記憶しています。
15年くらい前までは、ブライダル司会も男性が主流でしたから、
司会台が高く設定されていたのだと思います。
私がブライダル司会を始めた頃に、
一気に女性司会者がデビューを始めたのですが
(ここ数年の葬儀業界のようですね)背の低い女性司会者は、
司会台に立つと首から上しか見えずに可笑しい・・・と、
お立ち台を使ったホテルもあったようです。



お料理・マイクの性能・足を疲れさせない絨毯と気配りが各所に施されているホテル。
スタッフの対応もフレンドリーで気持ちがいい接客です。
新郎 新婦も始終ニコニコしていて、新郎の父である石材店の会長もご満悦の様子。
穏やかな微笑ましい時間が流れました。

新居には、このウエルカムストーンが飾られる事でしょうね。
長持ちして傷まないウエルカムストーンって画期的かも!!
石の様に固く結ばれた二人・・・どうぞ末永くお幸せに・・・。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年10月31日 00:09

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