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2007年09月04日

個人葬の司会を終えて (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

茨城の某地方では、90歳以上で亡くなった方の葬儀の香典返しに、
紅白タオルを添えるのだそうです。
「長寿」を祝う意味で、赤熨斗(のし)で花結びでした。
喪主様の挨拶も「長く生きてくれました」と満足そう。
お祝い事のように明るく故人を送り出す…これも風習のようです。

 

茨城で既に火葬され長男ご夫婦がいらっしゃる東京で、
通夜葬儀が執り行われました。
東京には、紅白タオルを香典返しに添える風習はないので、
茨城からいらした方々にのみ香典返し+紅白タオルをお渡ししていました。
ただ、茨城の人と東京の人の区別がなかなか大変そう。
更に、東京の業者さんは、この紅白タオルを準備するのに苦労したとか…。
ますます長寿社会になっている昨今、茨城の葬儀=長寿の「紅白タオル」は、
珍しいものではなくなるかもしれませんね。

 

さて、ご葬儀の宗旨は真言宗。
おん あぼきゃ べいろしゃ 
のう まかばだら まに 
はんどま じんばら はら
はりたや うん
<光明真言>ですが、私はこのフレーズが好きでねぇ。
何だか、微笑んでしまいます。

 

真言宗は、他にも「何語?」と思うようなフレーズが多く出てきて面白い。
また、儀礼も不思議だし、見ていて飽きません。
(こんな事言ったらバチが当たるね)
ただ最後、回向をして立ち上がり、
三礼して、また座る導師が居るから要注意ですね。
回向を終えて立ち上がったので、
退場だと思い「導師退場のアナウンス」を入れたら、
導師が三礼をしてまた座ったので、ゾッとした事がありました。
その後は、またすぐに立ち上がり退場されるのですが、
一瞬心臓が縮み上がります。
導師によって違うので、注意が必要ですね。

 

さて、ここ円融寺は、木造建築では都内最古で、
国の重要文化財に指定されています。
節分の豆まき行事には、元横綱貴乃花等、有名人が来て賑わうそうです。
今回は、工場長があちこち写真を撮っていたので、
次回紹介してもらいましょう。
では、また。

 

故人のご冥福をお祈りいたします。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年09月04日 09:20

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