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2009年06月26日

葬祭ディレクター受験対策in北部九州 その3 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

おいおいエッセイ三部作かい、起承転結か序破急か、
研修は2日でもエッセイは3日だいっ。
グリコのおまけみたいに、一粒で二度美味しい・・・風味絶佳、いや舌禍かな。

その研修は、今年からは実技4科目、ブラス学科試験対策もやるようになった。
結構忙しいのだよ、これが・・・やってみたら分かるぜ。
詳細報告は後日、工場長からあるだろうが、今年の実技筆記の新設問題は、
葬儀概論では解けません・・・と、説明会で発表がありました。(えーっ)
そりぁそうだ、だって接遇問題と一般常識だから。
さらに、ここ数年の学科問題の難しさ・・・困るよ。
そして司会実技に関しては、見解の相違があって難しい問題もある。
概論には、司会の言葉遣いに関して<ご導師様><ご遺族様>は、
丁寧過ぎるということで良くないとなっております。
私はこの考えに賛成なのですけど、(弊社のマニュアルにも掲載)
実際は、司会者で使っている人が多いのではないだろうか?
これが駄目なら<お客様>も駄目なのか、と導師に言われたことがある。
難しいよなあ・・・多重敬語の問題というよりも、
馬鹿丁寧過ぎるのはおかしいと言いたいのだけれど・・・

  
(二人一組になって、接遇実演や司会実演の勉強中)

幕張装飾については、私が講義しているわけではないが、
特に1級については非常に良くできた問題だと思う。
普段から幕を張っている人でも、練習をしなければ7分では終わるまい。
十数年前1級を取った私が、現在ギリギリのところである。(下手くそっ)
今回の受講生を見ていると、まだ試験まで2ヶ月半もあるのに、
既に予習をしてきていて幕は問題なしの人もいる。(ご立派です)
得意科目がある、または既にクリアしている科目があるということは、
本番試験に向けて、どれだけの強みになるのか計り知れない。

講習会初日が終了すれば少しは一段落、
受講生は各県単位で、夜の中州へと繰り出す・・・かもしれない。
私たち講師も中州を案内してもらった。
いつ来ても賑やかな、眠らない街である。
・・・夜桜銀次の事件があった昭和30年代も、こんなに元気だったのだろうか。
(昭和37年山口組の事件)
若くして亡くなった兄貴の、背中一面の入れ墨(下がり蜘蛛)が頭に浮かぶ。
無茶苦茶な兄貴だった・・・免許も持たずに車を運転したり、
5歳の私に本物の車を運転させたり、単車のカブの後ろに私を乗せて、
私の足首が後輪に挟まって大怪我・・・父にこっぴどく叱られたり。
それでも私にとっては、優しい兄貴だ。(もうとっくに兄貴の歳を超えているけど)
脳裏に昔の筑豊が蘇っていると、博多座の地下にあるお店に案内された。

 

 

映画の撮影なんかで使いたくなるような素晴らしいロケーションである。
キル・ビルみたいな映画で使ってみたいなあ。
私は前日、佐賀で友人と飲んでいるから少々きつい。
二次会は、軽く<クラブ活動?>をして、シメはうどん。
えっ、福岡なのに「うどん?」って思われた方も多いのでは。
「ラーメン」じゃなく、敢えて「うどん」だったのですが、これが美味い。

 
(この店です、中州で探してね)

五島列島のうどんです。
地獄炊きと言って、グズグズ煮詰めているのですが、うどんは延びません。
伺った話では、椿油を塗ってあるらしく、だからこういうことが可能らしい。
また出汁がアゴ(トビウオ)で、アオサが入っていて海の香りがします。
実は私、もう購入しました。(ネットで)
独特のコシの強さとなめらかな食感は、椿油と塩のなせる技だとか。
また、3大うどんと評されるのは、五島・氷見・稲庭という説も。
あれっ?!、私が過去に聞いた話では、稲庭、讃岐、水沢だったような・・・。
また、地獄炊きの語源は「しごくおいしい」から来ているという説もありました。
(グズグス煮ているからかと思ったぜ)
長崎といえば皿うどんや長崎チャンポンが思い浮かぶが、
異国情緒それも中華というイメージが強い。
その長崎の五島列島という島々にうどん文化が残る不思議。
長崎からも離れた島の食文化としてはうどんの存在は特殊であろう。
勉強になりました。

今回の福岡出張は多忙だったが、大変楽しかった。
年に一度お会いする程度なのに、福岡のT様、H様には大変お世話になりました。

福岡空港を出る時の記憶はあるのだが、グゥオーと物凄い音がして
やっと飛び立ったか・・・と思っていたら、ナント羽田に到着していた。
えっー、タイムスリップ状態???

 

北部九州4県合同の皆さん、これからの二ヶ月半しっかり頑張ってください。
お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年06月26日 09:00

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