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2010年10月13日

東大病院に行きました(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

両親が上京して私の近くに住むようになってから、
どれほど付き添ったかは覚えていないくらい色々な病院へお伴しました。
私には同居する91歳になる姑もいて、
もっぱらそちらは夫が受け持ってくれていますが、
それでも毎月のように何らかの付き添いがあります。

東京女子医大、日赤病院、順天堂・・・。
東京という場所は年寄りには便利なところです。
母は大きな有名病院に気軽に行けることがうれしそうですが、
一人で行くのは嫌だと言います。
特に初診は書類の記入もあり、受付がどこにあるのか、診察はどこに行くのか、
薬局は? 会計は? 次の予約は?さっぱり分からないと言います。
最近の大きな病院は、ポケベルを持たされて「ピー、ピー」と呼び出されます。
その使い方が分からないとも言います・・・。
私は初めて付き添う大病院はまずHPで調べて、
その受診方法をイメージして頭に入れます。
それは結構探検気分で楽しく、もう何回も行っているかの如く振る舞います。

ついに先日、東京大学付属病院に行ってきました。
東大と聞いただけで母は尻込みしていましたが、
より高度な検査を求めて、思い切って受診しました。
私はどんな所か、興味シンシンで付き添いました。

お茶の水から東大構内行き直通バスで、竜岡門をくぐり、ほどなく到着します。
午前9時15分の予約ですが、初診者は手続きがあるので8時半に行きました。
この日、1日の外来予約患者数は、3276人です。(スゴ過ぎます・・・)

受付スタッフは、とてもキビキビと仕事をしています。
そういえば予約の電話応対も素晴らしかった。
病院内はとにかく広くて、すれ違う医師も患者さんも多くて、
それなのに次から次へと手際よく案内がなされています。
青いエプロンのボランティアスタッフもたくさんいました。

この日は、母がかかった眼科だけでも、30人近い医師が診察をしていました。
その他に眼科だけで検査技師、看護師、クラーク・・・。
検眼、検査、治療・・・。集中診察室の中は戦争のようです。
予約してあっても、やはり時間はかかりました。
終了したのはお昼の12時ちょうどでした。

出来た頃には近代的だったのでしょうが、
手前に見える外来病棟は結構古かったです。
その代わり、奥に見える中央診療棟は新しくてとても立派でした。
興味深かったのはその中央診療棟の上階にある
「22世紀医療センター」という場所です。未来に向けて、
新たな臨床医学や医療関連サービスの研究開発を行う組織だそうです。
日本の一流の頭脳が集まる東大病院にかかれた母と付き添った私は、
とても幸せな気分でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年10月13日 08:32

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