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2004年12月17日

新潟研修会を終えた・・・(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

新潟市内が思ったよりも暖かい。
雪などどこにもないのだ。
遠くを見渡せば山の頂が白くなってはいるが、んーこんなものなのか?

今回はオープンしたてのホールを使って、延べ2日間にわたるホール実務研修会。
スタッフも圧倒的に新人が多い。
その新人が早く即戦力となるよう、人にも、研修内容にも的を絞った。

  

この地域の宗旨は圧倒的に真宗大谷派である。
該当する宗派の差定に従って、式進行サンプルテキストを用意し、
進行・司会のロープレ研修を行った。
もちろん前日には、司会理論のノウハウを学び、
更にお経本を使っての、お経・偈文の習得のための講座を用意した。
弊社編集版のお経CDも教材として提供させていただいたが、
これが威力を発揮するのはもう少し後になることも承知している。
いざという時の備えでも、あるにこしたことはない。
お経本(本山指定のものです)は大谷派だけでなく、
本願寺派、曹洞宗と併せて今回は3セット。
司会を中心に進行シナリオに沿っての模擬葬儀も実施した。
いきなりのハード研修、新人には少しこたえたかもしれない。

  

2日目は、演出ツールとして司会ナレーションにも踏み込んだ。
荷が重いかなと思っていたが、ある程度はこなしている。
これなら早い段階で使えそうだ。
受講生の「聞く力」が目覚めたようだ。
クセがついてしまう前に司会研修をやったのが功を奏したのだろう。
このあたりの見極めは、主催するトップの考え方次第。
おそらく、いい方向に向かうであろうと実感した。
一つひとつの実践を大切に、力を付けていって欲しいと願うばかりである。
次の機会にお会いできる時は、更に踏み込んだブラッシュアップを目指したい。
それまでしっかりと研鑽を積んで欲しい。
大変お疲れ様でございました、頑張ってください !

《 裏話 》
実は新潟入りの前日に、反省会を兼ねた忘年会があった。
表向きは前泊となっているのだが・・・
ホールを使った研修会の場合はいつ仕事が発生するかわからない。
だから出来る限りサービスのつもりで
到着後の夕方から研修をさせていただいている
(今回は、夕方の4時30分~7時30分)。
だから・・・、あまり飲みたくは無かった。
しかし・・・、たらふく飲んだ。
なるべくアルコールは控えようと思ったが・・・。

翌朝、心の底から「反省」した。
二日酔いで辛い。
テーブルに片手を着く自分の姿に、一世を風靡した反省ザルの芸が浮かぶ。
お茶を1リットルほど飲んで、続けざまに栄養剤を飲んで、
家族に当り散らして、番犬に「うるせえ!」と吠えて、家を出た。
フラフラのまま新幹線で福島の郡山にたどり着き、
これから新潟まで高速バスに揺られて3時間かと思うと気が遠くなった。
バスの中では熟睡した。
どうやらイビキも、ついでに歯軋りも・・・、
仕事の電話もメールも全部無視して、こうなったら向かうところ敵無しの心境だ。

新潟に着いた。
3時間バスのお陰か、どうやら二日酔いは治まったようである。
ただ、迎えがいない。
朝、家族に当り散らした報いがきたのだろう。
暇つぶしに家に電話するのもバツが悪くて、
加藤に連絡したら生意気にも電話に出ない。
石川にかければ同じく二日酔いで具合が悪そうだ。
こちらまで気分が悪くなりそうだったから早々に切った。
事務所では工場長がさも忙しそうに電話に出やがる。
どいつもこいつも当てにならんと、口笛を吹きながら煙草を吸っていたら
向こうからすまなさそうに T 氏が走ってきてくれた。
新潟で迷子にならずに助かった。

研修の日に熱が39度を越えていたこともあるし、
血圧が200近くあることも、また風疹にかかっていたこともある。
そう言えばノドに筋肉注射をしながらこなした研修もあった。
しかし私は、研修の講師の時だけは活き活きとするから自分でも不思議だ。
そして新潟の夜は・・・その日のメンバーとまた飲んだ。

こんな自分は、きっと変わらない。

では徒然拾撰集より

時は今 ところあしもと そのことに
      打ち込むいのち 永遠のみいのち

反省しまーす。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年12月17日 22:54

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