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2006年10月12日

葬儀司会研修会 インサイドレポートIN東京 (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

綜合ユニコム様主催、すっかりお馴染みとなった葬儀司会の
【ベーシック講座】と【キャリアアップ講座】。
2日間連続の司会研修会は、両日で40名弱のご参加でしたが、
皆さんとっても真面目な方ばかりでした。


受講してくださる方の中には、井手講師や加藤講師の研修会を、
何度も受講して下さっている方も多くありがたいことです。
そこで講座の休憩時間にお話を伺いました。
では、レポートです。
(写真の掲載は許可を得ています)

まずは山形からお越しのダブルKさん。
写真右のT.Kさんは、
昨年の春のベーシックにも参加され大変真面目で勉強熱心です。
以前は、ブライダルに携わり司会やプランナーを担当していたそうですが、
葬儀業界に入ってからは、まだ1年とわずか・・・。
葬儀司会を始めた当初にベーシック講座に参加されているので、
変な癖もなく、聞きやすく、丁寧な葬儀司会をされる方。
さらにT.Kさんの真面目なお人柄がミックスされ、
(私的に)とても好きな進行アナウンスでした。
研修で持ち帰ったテキストに、故人の年月日やお名前を当て込んだ、
オールマイティーのナレーションをされていたそうですが、
ここ2ヶ月くらい前から、故人の生い立ちナレーション(5分程度)、
のものを入れるようになったそうです。(こりゃ、大変)

書き込まれた取材シートを見ながら、
故人にあったナレーション作りに夜な夜な奮闘しているそうですが、
月に数十本の生い立ちナレを作るのは・・・ちと厳しい。
私も生い立ちナレの作り方に慣れるまでは、朝方まで掛かった時期もありました。
しかし、いくつかのパターン別に(男女・年齢・人柄など)ナレが出揃うと、
後は組み替えたり、付け足したりと徐々に作業が楽になります。
しかし、この作業に欠かせないのがパソコン。
何と言ってもパソコンは、貼り付け、削除、保存に最適ですからね。
更にFUNETのナレーション作成システムがあれば、もっと楽々です。
私はまだパソコンを始めて2年ほどなのですが、
気乗りがしなかった私に、それはそれは根気良く、
パソコンを教えてくれた社長と工場長にはとても感謝しています。
(特に工場長ね)
司会部が大きくなったら、FUNETを上司に頼んでください!!
(工場長が教えに行ってくれる・・・はず)

そして、写真左のM.Kさん。
葬祭には5年ほど前から携わっているものの営業を担当していたので、
司会は今月から始めたという全く未経験の新人さんです。
しかし1日目の朝に比べて、2日間でみるみる上達し、
それなりの形になって帰っていくところが凄い!
やはり癖がついていない方は、短期間での上達が見込まれます。
現在、司会部はこのお2方だけで、あとは司会業者に頼んでいるそうですが、
社員がこれだけ勉強熱心で頑張り屋さんだとね・・・。
私のような派遣司会者は頭打ちですわ!
どうぞますますご活躍下さい。

東京のJ.Nさん
写真の通り素敵な方です。
イベント・レポーター・ブライダル・選挙と、
喋りの仕事を専門にしているプロの方で、
葬儀は5年ほど前から携わるようになり、
都内のある会社のセレモニーレディー・司会派遣のチーフ的な存在。
物怖じしない明るい性格で、度胸の良さを感じます。
葬祭関係のイベント等を企画される事もあるそうで、
行動的で活躍をされつつ、しかし勉強も忘れない。
自腹で2日間の研修を受けられたようです。(立派ですねえ)
プロは、自分の響く声を知っています。
マイクを上手くつかいこなすテクニック、流石です。

またこの芸名もカッコいい!!
私も“石川 元(もと)”って芸名ですか?
とよく聞かれるが、そんなはずはない。
芸名ならば、私だってJ.Kさんのようにおしゃれな名前を付けますわぁ。
葬儀以外の別の現場でもお会いするかもしれませんね。
その時は宜しくお願いします。

そして最後は大御所、兵庫のOさん。
もう5・6回、葬儀司会の研修会にお越し頂いている常連さんです。
21歳の時に女性ばかりの葬儀スタッフで立ち上げた、
業界の先駆者的な先見の明を持つ方です。
当初は、出来るだけ男勝りに、男性に近づこう・・・
と思った時期もあったそうですが、
女性ならではのサービスをすればいい、
男性が居ないのが気に入らないのならば、断られても構わないと、
開き直ってから、精神的に随分楽になったそうです。
今でこそ、こういう女性ばかりで運営する葬儀社さんはありますが、
30年前の葬儀業界を考えると凄い事だと思います。
ご遺体のお受け取り、納棺もすべて女性スタッフで賄い、
しかもホールをお持ちでないので自宅葬が主流だと・・・。(凄すぎ)

10キロ離れると葬送習俗が違い、またお寺さんが強い地域だそうですが、
Oさんなら負けていないでしょうね。
凛とした芯の強さと逞しさを感じます。
ナレーションは、ご遺体をお受け取りに行った時から、
ご遺族のタイプを探りナレに反映させているそうです。
確かに取材シートを書いて頂いた情報だけでナレーションを作ると、
現場に行ってニュアンスが微妙に違う事ってありますからね。
事実や出来事だけでなく、そのご家族のイメージを大切にし、
雰囲気に合ったナレーションを作って差し上げるのもとても大切な事だと思います。

研修会を受講される度に上手くなっているOさん。
忙しいながらも丁寧にお客様と接していらっしゃるのでしょう。
今ではお寺さんにも誉められるようになったそうです。
井手講師は失礼にも今度は若い方を受講させて・・・と言っていましたが、
トップが頑張っているから、皆頑張れるのだと思います。
またお会いしたいです。

という訳で・・・
上記の皆さん、短い休憩時間にお付き合い頂きましてありがとうございました。
まだまだお話を聞きたい方が沢山居たのですが、残念ながらタイムリミット。
お忙しい中の受講、大変お疲れ様でございました。
どうぞますますご活躍下さい。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年10月12日 00:00

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