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2007年07月26日

接遇セミナー報告 中国地方編(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

6月に開催された「フューネラルフェア」においでいただいたある葬儀社様から、
「フェアと同じ内容で、社員向けに講演をして欲しい」というご依頼を戴きました。
早速、株式会社綜合ユニコムさんを通して、
準備等の打ち合わせをさせていただきながら、当日を迎えました。

ところが、予定の日に、台風がやってきました…。
(3年前の、「とかげ台風」九州の悪夢がよみがえります。)
台風の影響で飛行機が怪しい時には、
時間をかけてでも新幹線で行くことを覚悟しておりましたが、
当日はナンと、新幹線も止まってしまいました。
寸前で、先方の社長さんが延期を決めてくださり、
1日遅らせてのセミナーとなりました。感謝いたします。

当日は、無事に飛行機で現地入りをしました。
空港から会場までは、1時間30分をタクシーに揺られます。
深い緑の山の中をターボエンジン付きワゴンタクシーが、どんどん進みます。
レンガ色の屋根が多いこの地方の、ナンと自然にあふれた町並みでしょう。
見ているだけで、全身が和みました。

 

講演は、夕方の6時半から9時というスケジュールです。
受講生の皆さんは夕方に仕事を終えてから集合です。
お疲れのところを40人近い方が集まってくださいました。
フェアと同じ内容ですが、フェアの時とは人数が違う分、
より近い場所で、皆さんとのやりとりが出来ます。
全社員が集まっての研修会は、接遇の講義に入る前に、
皆さんの気持ちを一つにまとめるようなお話をすることが多いです。
講義前に社長から、「厳しく話をして欲しい」とご依頼がありました。

今、葬祭業界は、大きく変化していること。
様々なことに地域差はありますが、「大切にして欲しい」という思いは、
全国のお客様の共通した気持ちであること。
社員一人ひとりが、「危機感」を持って仕事を遂行すること等…、
夜9時までたっぷりと、フェアの内容を含めて講義をさせていただきました。
例のごとく、立ったり、座ったり、身振り手振りや、隣の方と見つめ合ったり。
寝ている暇は、無かった様子です。
皆様、遅い時間まで大変お疲れ様でした。
これからは、競争という風にもさらされて行くでしょう。
まずは、チームワークを持って、
社員一丸となってこの時代を駆け抜けて欲しいと思います。

 

 

さて、翌日、社長のお計らいで、「萩」の町並みを観光させていただきました。
仕事で訪れた場所で、「住んでみたい町」と思ったのは久し振りです。
本当に、江戸時代にタイムスリップしたような素敵な町並みで、
明治維新の足跡を訪ねる楽しいひと時でした。案内書によりますと、
「慶長9年(1604)毛利輝元が萩に築城・開府し、
藩府が山口に移るまでの260年間城下町として栄えた。
今も萩城跡や武家屋敷、町家など江戸時代の町並みを残している。
また明治維新胎動の地として吉田松陰をはじめ、
高杉晋作、伊藤博文など多くの逸材を輩出」とあります。
実は、この場所は高校の修学旅行で訪れた以来です。
大人になってから歩くと、感じる想いも随分違うものです。
タクシーの運転手さんのガイドで、2時間コースの観光です。
(この運転手さんが、まあ、よく喋ります…)

 

松下村塾から始まり、吉田松陰の誕生地、
東光寺、明倫小学校、城下町、萩城址、菊ヶ浜海岸…。
城下町では、時代劇の撮影用に、わざと舗装をしない場所がありました。
ここではしょっちゅう、松平健さんなんかが、
馬に乗ってパッパカ、パッパカと走っているらしいです。
本当に駆け足での散策でしたが、ゆったりとした時間の中で、歴史を堪能いたしました。
特に、「黄檗宗東光寺」は、萩藩主とその妻のお墓が並んでいます。
それぞれの藩主の「念」のような強いモノを感じる神聖な場所でした。
又、焼物が好きな私にとって、「萩焼き」は、じっくりと見て歩きたい場所でしたが、
今回はその時間はありませんでした。
是非もう一度、訪れてみたいと思います。

F社長のお心遣いを心から感謝いたします。
大変お疲れ様でございました。そして、ありがとうございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年07月26日 09:15

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