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2009年07月14日

葬祭ディレクター技能審査試験対策in平塚1 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今年から1級受験対策の講習時間が、グーンと長くなった。
受講する人たちにとって、かなり辛いものになるだろう。
・・・椅子の上で、石の地蔵さんにはならないでね。(よっ、座りが良くて安定しすぎ)
私としても、何とか受講生に楽をさせてあげたいと思い、
講座の中でも楽しめるようにと、○×札を使ってクイズ形式の問題を考案したり、
お互いに知らない者同士が向き合ってコンビを組み、お互いに試験をしたりと、
色々とやってはみたけど、今ひとつ効果が足りないようだ。(難しい)
もしかしたら来年は、パソコンを使って面白いことができないかなあ、と思っている。

 
(講師席から見た会場)

講師席って、ホントに皆様の顔がよく見えます。
ゾロゾロと宿泊棟から参加者が集まり、一様に眠そうです。
だって前泊で皆に集合してもらい、8時から受け付け開始です。(早っ!)
かつて、こんなに早くから受け付けを開始したことがあるでしょうか。
8時45分講座スタートですが、いきなり小難しい話をするわけにもいかず、
お互いの顔と名前を一致させるために、接遇の講座から始めました。
1列目、3列目、5列目は回れ右。
さあ、挨拶しましょう!と、声をかけても「死んだ猫」(ナャンとも言わぬ・・・面白い)
暫く課題を与え、声を出し、徐々に解れてきます。
(ホッと、ひと安心・・・これからが本番です)
続いて、○×のクイズ形式による出題。
これで学科試験及び実技筆記の全体像が見えてきます。
葬儀の歴史・法律・宗教儀礼・習俗・サービス業・・・と、
愕然とするくらい広範囲なエリアからの出題に頭を悩ませます。

 

全体像がうっすらと見えてきて、大変だなあと思ったら、
実技筆記の問題の中から、今年はこの中から一問は出題すると言われている
13問をこなします・・・が、実は13問とは認識していません。
1問の中に、10~20問程度が入っている問題が2問もあるからです。
土砂加持とか法定後見とか諷経とか聖体拝領とか声明とか突然死と孤独死の違いとか、
正信偈とかWHOとか知的所有権とかハブリシティとか、どれくらいご存じですか。
特に宗教儀礼に関しては、その字も読めない人が大勢います。
個人的には、とても良い問題になったと思っているのですが、
今年受験する方は、その量の多さに大変苦労するでしょう。
正直言ってしまえば、「やかんで湯でたタコ」・・・手も足もでません(ダハッ)。
また接遇系の、実務に即した問題が多く、例えば
来賓を控え室まで案内するときの注意事項だったり、
不在中のA氏にかかってきた電話応対に関する事柄だったり、
遅れている葬儀費用の支払いを催促する電話についてだったり、
突然、受付に現れた入院中の母親を持つお客に対する応対だったり、
色々と工夫がされている出題で面白い。
しかし午後も3時を過ぎると、受講生は疲れ気味。
これでは能率が上がらないからと、事務局のT様が全員を別室に集めて体操を。

 

話は前後しますが、この日の昼食は軽く済ませました。
とにかく昼飯の時間も短縮してやっていますし、正直講師も疲れるのです。
この食堂で、同じ釜の飯を食うのも二日間で計5食・・・家族かよ。
私の疲労した顔を見せたくはなかったのですが、結構自分でも笑えます。
これだ!

  

夕方6時半、こうして長い長い一日が終わり、
また食堂で夕食を取り、宿泊棟で風呂に入り、明日に備えて眠るのでした。(Zzz)

続く。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年07月14日 09:00

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