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2009年08月27日

葬祭ディレクター技能審査試験対策in岩手 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

一連の講習会の最後は、岩手県だ。
会場となっている盛岡のセレモニーホールにやって来た。
事務局の方に御挨拶して、ホール見学を申し出る。
「ドコダリ スギナドコ オミレッテ クナンセ」と
流暢なフランス語で答えてくれた。
「メルシー、アザブジュウパン」(麻布十番)
・・・???・・・フランス語じゃなくて、盛岡弁だっつうの。
「ドコダリ スギナドコ オミレッテ クナンセ」とは
(何処でも好きな所をごらんください)という意味である。

 

おまけに大変親切だから
「マンズマンズ トオイドゴ ヨグ オデッタナッス」
(まず、遠いところ、よくお出でくださいました)
と、大歓待してくださる。

 

本日から二日間、この会場をお借りして講習会だ。
やや少人数だけど、そこは少数精鋭部隊のように厳しく取り組みましょう。
「ミンナ、ケッパレ!」・・・この方言は、青森か北海道だね。

東北の飲食接待費用は一様に高い。
葬儀費用の内訳は、施行費用、寺院費用、そして飲食接待費用の3つに分類されるが、
ブライダル並みの料金を維持していて、平均価格で8.000円~10.000円程度。
勿論平均だから、もう少し上の料金設定もあるとのこと。
因みに、昨年訪ねた仕出し料理屋さんでは、11.000円が主流だった。
私は全国を周らせていただいて、その中で一番安かったのが広島のある地方で、
本当かどうかは知らないけど700円というのが、吃驚した最低の金額。
ほっかほっか弁当かいっ!・・・と、突っ込んだ記憶が。
飲食接待のタイミングもバラバラだし、その名称も様々で、忌中払い、忌中上げ、
忌中引き、精進落とし、精進上げ、お斎(おとき)、斎膳、お清め、直会(なおらい)、
仕上げ、まだまだ言い方はたくさんあるはずである。
名称も価格も、食事をとるタイミングさえバラバラなのに、
一般の消費者は押しなべて計ろうとする傾向だ。
誰か、きちんと説明しろ!・・・てね。

 

セミナーの内容はいつもと変わりません。
ただ時期が、つまり試験日までの余裕がないので、皆さん目の色が違います
とはいえ、休憩タイムがそのままスモーキングタイムに変わって、
いつの間にやら平素の業務の悩み事相談に・・・。
気持はわかりますが、セミナーに戻りましょう。(悩みは尽きませんね)
トイレに行くと、マウスウオッシュが置いてありました。
眠気覚ましには最適で、皆さん使ってらっしゃいましたよ。
ホールのトイレに設置してあるのは、珍しい方ではないですか。

このホールのエントランスには、相続について、遺言について、
成年後見についてのご相談を承っていることやらが明記してありました。
まさに皆様が勉強していらっしゃる内容ですね。
9月8日の試験日は、もうそこまで来ています。
頑張ってください。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年08月27日 09:00

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