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2010年04月26日

大哺乳類展―陸の仲間たち(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

上野の国立科学博物館に「大哺乳類展―陸の仲間たち」を見に行った。
「海の仲間たち」というカテゴリは、夏以降の開催になるらしい。
(もう一度行かなくてはならないのだ・・・うまいこと出来てるよ)
かつては天台宗寛永寺の第一式場・第二式場に通った道だから懐かしい。
いきなり話は逸れるが、徳川家の菩提寺は二つ。
浄土宗の増上寺と天台宗の寛永寺・・・この二つをバランスよく使い分けていた。
そして寛永寺の山号は、開山時の年号を寺名とする最澄の<比叡山延暦寺>を意識して
<東叡山寛永寺>と言い、家康の宗教顧問、天海和尚が最澄を意識しているのが分かる。
(これは私の想像上の穿った見方かもしれない)

話を本題に戻そう。
2010年は国連が定めた<国際生物多様性年>らしく(初めて聞いたぜ)、
地球上に存在する多種多様な生物は、見事なバランスを保ちながら
お互いに生態系を形づくっていて、豊かな暮らしを支え合っている。
だからこそ、この地球という星で共に生きる事の大切さや、
未来に向けて我々が出来る事を、「哺乳類」という身近な存在を切り口に考えましょう。
(パチパチ、ブラボー)
というような素晴らしいテーマなのだが・・・
子供にとっては、物珍しい動物の姿に目を奪われるばかり。
(いくらお題目が良くても、こんなものだろう)
そして私は、星野道夫さんの写真や愛用品、遺稿に引きつけられた。
確か・・・ニュースで流れていたのが、目に焼き付いている。
確認するため、ウィキを見てみると
1996年8月8日、TBSどうぶつ奇想天外の取材で訪れた、
ロシアのカムチャッカ半島南部のクリル湖畔に設営したテントでヒグマの襲撃に遭い死去。
(享年44)

やっぱり、記憶通りだった。
彼が遺した素晴らしい写真の数々・・・衝撃的で、暫く動けなかった。
何かが違うんだよね、この人の写真は。

哺乳類を見たら実物の哺乳類を見に行こう、ということで、
直ぐ近くの上野動物園に立ち寄った。
一通り見て回った後、お約束の「ぬいぐるみ」を買わされた。
我が家には本物の犬だって4匹もいるんだからさあ、勘弁してよ。
・・・哺乳類の勉強は金が掛る。

「大哺乳類展―陸の仲間たち」を見て、面白いなあと思った事。
1.コアラの赤ちゃんが何故お母さんのフンを食べるかと言うと、
ユーカリの消化を助ける細菌をお母さんからもらうためらしい。
コアラは代々細菌を分け与えているんだね。
これで思い出したのは、カスピ海ヨーグルト・・・代々続くのさ。
2.キリンの首は長いけど、それでも骨の数は7個で人間と一緒。
(哺乳類同士だからね)
それも凄いけど人間だって負けてはいない、首長族をみろってんだ。
3.ラクダが太陽に向かって座るのは、強い日差しから身を守る術。
ラクダとはあまりお付き合いがないから知らなかったけど、言われてみれば納得。
4.シカとヒツジとウシの角の関係性。
ウシの角は一生生え変わりません。
シカの角は生え変わります。しかも角はどんどん枝分かれをします。
ヒツジは角が無いものもあるのですが、角の形がグルリとねじ曲がっています。
因みにヤギは、あごひげが特徴です。
5.ネコ科のチーターの爪だけは、引っ込めることが出来ません。
ネコ科の動物の特徴は、爪の出し入れなんですが、
チーターは早く走るために爪をスパイクのように使います。
そして、常に出したままという・・・まことに家畜には不向きな動物でした。

以上、勉強になりました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年04月26日 09:00

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