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2010年10月01日

葬儀司会講習会前夜・・・in佐賀 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

前日から懐かしい佐賀県に入る。
中学そして高校と6年間お世話になった街だから思い出深い。
駅に着いたら直ぐに<虎ちゃんうどん>にかぶりついた。
「懐かしい・・・この肉うどんがたまらない」
(よく通ったものです)

ラーメンとか他にも食べたい物はいっぱいあるが後回しにして、
取り敢えず、我が高校近くのニューオータニに宿泊した。
駅の周りにビジネスホテルが想像以上に建っていたが、
タクシーで通過する商店街はシャッター商店街である。(寂しい)
この街も駅の近辺ではなく、郊外にあるモールタイプのお店に人が集中するらしい。
現在はどこの地方都市にいってもそうだが・・・。
部屋に入って一休みすれば、さっそく知り合いに電話する。
疲れているはずなのに、どうして懐かしい友に会うとなれば元気になるのか。
おまけにあっという間に方言に戻るのは何故なのか。
あっという間に「このまま飲みに行こう!」と盛り上がり、
ホテルのロビーで待つこと5分でお迎えが。
その間、ホテル内にある結婚式場の写真を撮っていたら、
ニューオータニ系は佐々木希がモデルだった(へぇー驚き)。

そこへ、かなり太っていて、どこかのヤクザの三下のようなおっさんが、
「おう、井手」と声をかけてきた。
佐々木希ちゃんとは大違いだけど・・・
「へっ???(ぎょえ・・・だっだれ?)しげっぱん??」
そこへもう一人のガラの悪い男が、
「あっ、井手先輩変わってないすねえ」
「(ヤクザ二人組?)誰かな?(しかもこの展開は読めないよ)」
「覚えとらんかね、後輩のNよ、N!」
(・・・まるで顔が別人のようですが・・・)
卑猥な店の客引きのような男二人に囲まれる私。
緊迫するニューオータニのロビー・・・

私の同期はnakashima shigeo (通称しげっぱん)
と名乗るとても面白い奴なのですが、
どう考えてもnagashima shigeoを意識しているとしか思えない。
僕らの生まれた世代に「shigeo」という名前を付けたい気持ちは分かるが、
名字が名字だけに・・・その名前は面白すぎるやろ。
(因みに野球部です)

そこへ胸ポケットから拳銃のようなライターが・・・ジュポッ・・・
「あれっ、井手先輩、煙草は止めたとですか?」
「あっ、思いだした・・・お前は後輩のN君やね」
彼は当時、身体は小さかったが運動神経が良く、スライディングキャッチが得意だった。
とまあこんな調子で彼らの車に乗り、早速、夜の街へ連行される。
行った先の店の経営者も野球部の後輩だったのですが、店の名は。
<般若湯>(はんにゃとう)
「物凄い名前やないか、こりぁどうしたとね」
しかも経営者の声のデカイこと。
(昔から変わっとらんよ)
「井手先輩じゃなかですかー懐かしかー」
「(声が)うるさいって」
「先輩、変わっとらんですねえ」
「(声が)うるさか距離を考えろよ・・・カラオケ下手だろうお前」
「なんでですか、うまかですよ・・・六本木にいましたもん」
「それ、巧い理由になっとらんたい」
「六本木に勤めてた人は皆カラオケうまかとよ」
「ほんなこつ声だけは生まれつきか、スピーカー壊れとるぞ」
野球部で、距離感を考えずにデカイ声を張り上げたのが原因なのか、
彼の声量は、単に「壊れている」という代物だった。

聞けば、店の前を通った坊主が、
「見過ごして通り過ぎるわけにはいかですけん」と入ってきた事もあるらしい。
<般若湯>とは、実はお酒のことです。
真言宗では、第五戒だったかな「不酤酒戒・ふこしゅかい」といって
「酒を飲むな・酒におぼれるな」という戒律があるが、
酒を飲んでいるのではござらん、般若湯をたしなんでいるのだ。
しかも、入口のマットに般若湯の文字が書いてあるので
「入りにくかあ、土足で踏み切らんもんねえ」と言っていたらしい。
とにかく街を通った坊主が結構お客さんになるらしい。

久し振りの仲間と酒を飲んだが、後輩の事が記憶にあまり残っていないのは何故だ。
彼らは、先輩の事をよく覚えているし、受けた<仕打ち>もよく記憶していた。
俺は厳しい先輩だったらしい。(反省です)
話は弾んで、優木まおみちゃんの実家に皿うどんを食いに行こう、となったが、
もう遅いし店閉まっているし、じゃあ佐喜神社の周りのお濠で河童を探すか、
そんなのいるわけない、売り言葉だから・・・などどグタグタになっていく。
もう昔日の元気は皆ないからね。

適当な時間・・・といってもかなり遅いが、明日は全員仕事がある。
そろそろお開きに、そしてまたの再開を約束した。
そして会計は、後輩が払うわけがない・・・歳、考えろよ。
でも悪い気分じゃなかった。
因みに私の先輩や後輩が、明日伺う団体に沢山いたことが判明した。
講習に精を出そう!
では。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年10月01日 09:00

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