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2010年10月20日

高野山 研修旅行記⑥ 宿坊…遍照尊院(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

金剛峯寺を拝観した後、壇場伽藍や歴史博物館の霊宝館を訪れ、
国宝級の仏像や書物を見て回りました。
真言宗の地域だけあって、展示されている仏像は、
大日如来と不動明王が多かったように思います。
以前、阿修羅像が異常に流行った時期がありましたが、
不動明王も結構なイケメンでしたよ(顔が怖いけど)。

研修旅行らしく多くの史跡を回っているうちに、日が落ちてきました。
高野山での長い一日も、いよいよ宿に辿り着きました。
宿は、遍照尊院という檜風呂のある宿坊の一つです。
高野山では、多くの寺院で宿坊を運営していて、
収入源の一つになっているようです。

ちなみに、寺院の正門には、
金剛峯寺と同様の落書きのようなシールが貼ってありました。
いったい何なんでしょうね、これは…。

宿坊に入ると、坊主の皆さんが仲居代わりに迎えてくれました。
最初に、部屋や風呂の説明がなされました。
接客の感じは良く、一般的な旅館と変わらない印象です(良い意味で)。
旅館の設備も、少しお値段が高い旅館に近い充実度です。
観光地の宿坊は、侮れませんな。

精進料理、第二弾。
お昼より、随分充実しています。
肉や魚を一切使っていないのに、種類が豊富ですなぁ。
左の御膳には、高野豆腐に野菜の天麩羅、
大豆の煮物に漬物、お吸い物(、そしてビール)。
右の御膳には、ごま豆腐に21世紀梨、もずく、煮付け。
ビールはOKのようです。
味は……上手い!
私好みの薄味で、ご飯を3杯もおかわりしてしまいました。
本物の肉を使わなくても、豊富な味を楽しめるものですね。
味の歴史を積み重ねてきた精進料理は、食文化の一つですな。

余談ですが、下の写真は天皇陛下が来られた時の御夕食。

天皇陛下も高野山では精進料理を召し上がりになるのですね。
写真で見ただけですが、食器にも品があって、
それだけでお腹一杯になりそうです。
(徳利の中身は、お神酒でしょうか)

夕食を食べた後、夜は学生たちと話をしていました。
ちょうど就職活動の時期のようで、いろいろと悩みもあるようです。
4大の学生も葬儀社に就職活動をしていて、競争相手も多いとのこと。
葬儀業もサービス業の一つとして存在するようになっているのですね。

その他、流行りのアイドルの話とか、
宿坊にも関わらず煩悩満開のくだらない話もしながら、
夜は更けていきました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年10月20日 08:12

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