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2007年08月14日

『遺族のつぶやき』が、チラシ広告になりました!(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

10年程、接遇研修会講師としてお手伝いさせていただいている葬儀団体があります。
その10年というのは、私の「葬儀スタッフ向け接遇講師」の歴史と共にあります。
そこから私の「葬儀接遇」は、始まりました。
毎年、毎年、テキストをマイナーチェンジさせながら、より現場に忠実に、
具体的にと・・・内容も充実させながら、真剣に取り組んで参りました。
その団体の、今年度のテキストに入れた「私のポエム」が、ちょっと話題になりました。
ある地方の方から「是非、この詩を私どものお客様向けチラシに、載せたいのですが・・・」
というご要望をいただいたのです。

思いがけないご要望でしたので、少し驚きましたが、とてもうれしかったです。
「自分たちの、葬儀への想い、お客様への想いを 広告によって広く伝えよう」
という強い気持ちをお持ちなのですね。
イベントも同じですが、お客様にそのようなアピールをするには、
日頃から、葬儀という仕事を真摯に受け止めて、
お客様のことを大切にしようという思いがなければ、出来ないことだからです。
又、自分たちが支える<葬儀そのもの>に、ある程度の自信が無いと、
アピールというところまでは、たどり着きません。

私がよく、友人や知り合いに、
「いい葬儀屋さんの見つけ方」について聞かれると、こう答えます。
「葬儀屋さんに電話をしてみて! どんな対応をするか、確かめてみるのよ」
「言葉づかいや、こちらに対しての話し方、話の聞き方をチェックしてみて」
そして出来れば、
「葬儀屋さんに、直接尋ねてみること」
「そこで、どんなことをしているのか、自分の目や耳、体感で確かめること」
「感じがいい葬儀社は、多分、そのまま感じがいいお葬式をしてくれるであろうこと」
「そして、なるべく葬儀屋さんのチラシを取って置いて、じっくりと研究すること」

普段からその葬儀社様が、
葬儀についてどのように向き合っているか、いないかが、
何気ない行動や言葉に表れてくるのです。
決して一朝一夕には、行かないことです。

私は、その葬儀社様の熱い思いを感じました。
そしてこれからの繁栄をお祈りして、「ポエム」を新しく書き下ろしました。
そのチラシが出来上がり、
市管内20000枚の新聞折込チラシ広告を実施なさったとのことです。
そのご報告と共に、チラシを私のところに届けてくださいました。
素敵に出来上がっていました。
ありがとうございました!

この葬儀社様は、私に著作権使用料をお支払い戴くことで、
正しくお取引をしてくださっております。
昨今、テキストを含めて、無断でコピーされることが多く、
ガッカリな思いをしている私達にとって、
そういう方々ばかりでは無いと、深く安堵いたしました。
皆さん、コンプライアンスは遵守しましょうね。
以下に、ほんの少しだけ、抜粋いたします。

「遺族のつぶやき」          詩 加藤直美
あのう・・・
葬儀屋さん・・・
少し、待ってもらえますか?
急に、色々なことを聞かれても、
何て答えていいのかが、分かりません

(中略)
・・・とても不安なのです
行き場の無いこの気持ちを受け止めてもらえる場所は、
「葬儀屋さん」
あなたたちだけなのです

私はこれからも、この文章のような形で、
遺族の気持ちを代弁して行きたいと思っています。
お客様は、「言葉にならない言葉」を多く抱えながら、
葬儀の成功に向けて、葬儀社スタッフに協力しています。
少しでも、その気持ちをくみ取ることが出来る葬儀スタッフを育てるために、
これからも頑張って行こうと、思いを新たにいたしました。


投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年08月14日 08:00

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