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2007年11月16日

第32回葬祭セレモニー司会術【ベーシック講座】を終えて (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

去る11月2日、東京は飯田橋のレインボー会館で、
葬祭セレモニー司会術【ベーシック講座】が開催されました。
東京開催だけでカウントして32回目だから、
これまでに結構な数の人が受講してくださっている。
来年は、ナンダカンダで10年目になるだろう。
(ライフワークに近いものかな?)



綜合ユニコム様では、90年代後半から講師を勤めさせていただいて、
その間担当者もずーと一緒だった。
その担当者に教えられ、後ろをしっかり支えてくださったので今の私がある。
何と感謝していいのか…あんまり言うと恥ずかしい。
今年は年頭に病気もしたし、迷惑をかけてばかり、
そして、どうにかこうにか、年末に近づきつつある。

10年間で、テキストの中味も大幅に変わった。
勿論、受講生の質も向上したけど、テキストの量がかなり増えた。
女性司会が当たり前になって久しいし、ホール葬も当たり前。
これからの10年も、きっと激変が待っているだろう。



そんな話でスタートして、これからの司会に求められるものは?
現在のニーズを読んでいくと、地域の習慣(慣習)や、お寺様の指導、
かつては存在した拠り所が今はなく、それぞれが顧客の求めるものを探っている。
では葬儀の司会はどう変わるのか?
プロデュースや演出的に、技術論や気持ちや心の配り方は?
どんな司会が喜んでいただけるのやら。
その切磋琢磨の初期段階から始まるのが【ベーシック講座】である。

腹式呼吸のレッスンで声量をしっかりとキープして、
母音のレッスンで切れ味を…口の縦開き「あ・お・う」と横開きの「え・い」。
そして左脳トレーニングで口跡を磨いていく。
それは同時に、物を読む力を鍛えることにもなるのだ。
今回の受講生も、ほとんどがアウトである。
レッスンしたことがなければ、そう簡単に出来るはずもない。
すぐに宿題となり、次のステップへと進む。
こうして次から次へと宿題が重なり、帰社してからが…大変。



彼らは、司会のスクールで一年間に数十回通ってくるわけではない。
学校を卒業して、上手くいったら司会デビューするわけではない。
もうすでに、デビューは決まっているのだ。
あるいは、デビューしちゃっている人が大部分なのだ。
それを、たったの1日で上達させて欲しいと…。
だからこそ、教え方やテキストそのものに工夫がされている。
そこが企業秘密であり、長年培ってきたノウハウである。

最近は、FUNETの司会音声を延々と流している。
始まる前から、皆さんにはたっぷりと聞いてもらっている。
司会音声に浸かりっぱなしの状態だ。
耳が、少しでも正確に音が取れるようにと…。
声のトーンが、雰囲気が、少しでも吸収してもらえるようにと…。



葬儀司会の経験が、たったの「ひと月」。
そんな彼女の司会に驚いた…説明した通りに、実現できるのだ。
1日での凄い上達振りにも、驚きの連続。
今の高校生ぐらいからだろうか、彼ら彼女らが小学生の頃から、
国語の時間の音読が、プロのナレーターによるCDでの音読だ。
今後は、表現の基礎がしっかりと出来ている人も多くなるだろう。



ベーシックの受講生には早すぎる話かもしれないが、
「許される嘘」と「許されない嘘」…利他と自利の話をしたり、
各宗派のお経本をザラーと並べて、資料を提供させてもらった。
また焼香の回数の考え方や、各地の習俗の面白い話など…。
敬語の話、相応しい言葉の話、忌み言葉と禁句の話など…。
基本的には、所謂ハウトゥ物は素人用だ。
専門家としての知識、それを求めたい。
一日の講義時間ではとても無理だが、それでも講習の合間に話をする。
そしてかなりの量の課題発表がラストに。

皆さん、上手くなりましたねえ。
大変お疲れ様でした。
宿題は宿題として、それぞれがキチッとやってくれると信じています。
頑張ってください。
皆さんは、もう司会者デビューしているのです。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年11月16日 08:50

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