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2008年06月27日

弥彦山へ登る…の巻 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

昨日の続き。
弥彦山ロープウェーのさんろく駅までは、無料の送迎バスがある。
万葉の道と名付けられた登山道を、ひたすら登ってくれる。
万葉集に唄われた植物の中で、弥彦山に自生するものが60種類ほどあるそうだ。
なるほど、それで万葉の道か。


西を望めば、そこには佐渡島が浮かぶ日本海。
東は米どころの越後平野が眼下に拡がる。
雄大な自然と…対照的に人の少なさが目立ったなあ。
佐渡島は沖縄に次いで日本で二番目に大きな島。
山頂から直線距離では40キロらしい…近い、意外と近い…マラソンできる距離。
この日、肉眼ではしっかり佐渡島を捉えたが、写真映りはイマイチかな。
山のように見えるのが佐渡島です。



標高638mの弥彦山に、高さ100mの360度回転昇降展望塔のパノラマタワーがあり、
遠く佐渡が見渡せるらしい…ということで乗ってきました。
一旦クライミングカーで急勾配を降り(傾斜が50度と出ていたが、感触的には80度)、
それからパノラマタワーに乗るのですが、お客は…私一人。
いやあ、申し訳ないですね、ガイドのオジサンも余り嬉しそうではありません。



頂上のお土産売り場に、コシヒカリアイスが。
食べてみるしかないので食べましたが、なるほど米粒がアイスの中に。
これって、正しい食べ方なんでしょうか。
細かいことに突っ込むのは止めましょう。
一応、新潟名物となっておりました。



暫し休息の後、当初の目的であった弥彦神社の奥宮へ。
革靴で登るのか、不安は拭いきれないが、駄目だったら引き返そう。
そう思って歩き始めました。
クマが出るんじゃないのか、鈴でも付けてくれば良かったのに…。
それにしても誰にも遭わない、登っているばかりだが、後何キロよ…。
歌でも唄うか、誰もいないし、クマ避けにもなるだろう…、
♪♪ある日、森の中、クマさんに…縁起でもないよ。



20分ほどで目的地に、最後に、また坂を登って到着。
汗びっしょりだけど、膝がガクガクだけど、清々しい気分。
今日のビールはきっと美味いはず。
元来、山の頂上は神聖な場所として崇められてきた。
天へ通ずる場所ということなのか、一番近い場所ということなのか。
この弥彦山も天香山命(アメノカゴヤマノミコト)の御廟が頂上に祀られている。
この御祭神は、神武天皇の命を受け、住民に海水から塩を作る技術や、
漁や稲作などの農耕技術を伝えたらしい。
よーし、お賽銭は奮発して…神聖にお参りいたしましょう。



ホテルへの帰路。
電車が1時間に一本だなんて…知らなかった。
駅の近くの居酒屋で、早速ビールを。
美味いねえ、汗を掻いた後のビールは、五臓六腑に染み渡りました。



投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年06月27日 09:00

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