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2006年11月05日

2本シリーズ 第三戦(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

久留米、出雲のFUNETサポート行脚2本シリーズの第三回目。

今回は、久留米サポートの前日、
福岡の街を散策したので、その報告。
お寺や神社をいくつか回りたいと思いましたが、
予想外に(今、流行語ですね)沢山ありました。
そして、予想外に面白い。

数時間で私が回ったのは、せいぜい20程度。
その内のいくつかをエッセイに載せます。
看板に書かれていた場所以外の寺・神社もあります。
(出雲のサポートは、近日アップします。)

まずは、承天寺。臨済宗東福寺派。
福岡近郊では、最も大きなお寺の一つです。

 

 

門の扁額に【勅賜】とあるので、
朝廷から号を与えられたのでしょう。
1243年に官寺になっています。

右下の写真は、覚皇殿。

「覚皇殿」という名称の本殿は、韓国の華厳寺にもあります。
※ 参考ホームページ
上記ホームページを見ていただければ分かりますが、
承天寺にも華厳寺覚皇殿の正面にも、特徴的な石燈が一基あります。
名前も一緒。石燈も一緒。
国は違えど、仏教という点では共通項があるものですね。

創設者が両者ともインドの影響を多く受けているという点も似ています。
本殿正面の石燈は、インドに由来するのでしょうか。


次、聖福寺。臨済宗妙心寺派。
ここも大きなお寺の一つでした。

 

 

有名な山門は工事中でした(写真左上)。
山門の扁額には、【扶桑最初禅窟】とあり、
日本最初の禅寺だそうです。
外国の参拝者も何人か見かけました。

また、修行の場だからでしょう。
本殿への立ち入りはできませんでした。

一見厳格なお寺ですが、
調べてみると、江戸時代後期に【仙厓和尚】と呼ばれた住職様がいて、
多くのユーモアが含まれた画や書を残したそうです。
(西の一休さんと呼ばれているらしい。)

仙厓和尚の参考画集
中でも、これが面白い

禅宗では、円相は悟りの境地や宇宙観を表すようですが、
仙厓はそれを餅に見立て、「そんなものは茶菓子にして食べてしまえ」と、
書いたとさ。爆笑。

あと、ここここここのブログに、
仙厓和尚の逸話が書かれています。

臨終に際し弟子に言った最期の言葉が、「死にとうない」ですからね。
尊敬します。

ちなみに、仙厓和尚も住んだと言われる幻住庵。
ここも中には入れませんでしたが、概観の写真を。

 

 


では次、順心寺。臨済宗です。
そんなに大きなお寺ではありませんが、
聖福寺の隣にあります。

 

 

写真右上に書かれている文章が面白い。
「心算即是正(つもりちがい十訓)」と呼ばれるものでしょう。
※ 参考ブログ

高いつもりで低いのが教養
低いつもりで高いのが気位
深いつもりで浅いのが知識
浅いつもりで深いのが欲望
厚いつもりでも薄いのが人情
薄いつもりでも厚いのが面皮
弱いつもりで強いのが自我
多いつもりで少ないのが分別
少ないつもりで多いのが無駄

ここの掲示板では、
なぜか「強いつもりでも弱いのが根性」が抜けています。
理由は定かではありません。

あと、ここのお寺には大きな納骨堂があって、
見学自由とのことなので、少し覗きました。

 

 

納骨堂、近代化されて綺麗ですね。
うちの田舎では、骨壷が並べられているだけだったような…。
何らかの理由でお墓がない場合でも、
こういう綺麗な納骨堂があると一安心ですね。

ここにも、掲示板に文章が書かれています。(写真右上)

生と云えば死、
善と云えば悪、
苦と云えば楽と、
相?に見れば二つ
それは假(かり)の姿で、
本業は同一平等である。
それを悟ると迷いなくなる。
この見地に到達したのが佛である。

いかにも高尚なことを書いていますが、
私はお隣の仙厓和尚の方が、人間らしいくて好きです。


いやー思った以上に長いエッセイになりますね。
でも書いていて楽しい。

今日は、最後にもう一つ。妙楽寺。
臨済宗大徳寺派。臨済宗が多いですね…。

 

 

右上の写真に、「三つ藤巴」と「五七の桐」の家紋がありますが、
おそらく、黒田長政と豊臣秀吉のものでしょう。
この二人は、1600年前後に妙楽寺の建設に関わっています。

門を入って、まず長い一本道。
左右にお堂がありますが、門が閉まっている所ばかりです。

 

 

案の定、本殿も門が閉まっていました。
それで、住職が住んでいるような所をチラッと見たら、
「ういろう伝来之地」の石碑が。
「ういろう」と言っても、お菓子ではなく薬の「ういろう」のようですが。
ちなみに、アナウンス業界では『外郎(ういろう)売り』 で有名ですね。
※ 参考HP

あと、地蔵が並んでいる場所がありました。

 

この地蔵群の下に、文字が書かれていたので、
興味があって全て撮りました。
(お地蔵さんすみません、週刊誌みたいで。)

 
 
 

左から順に、

不動明王(初七日)
釋迦如来(二七日)
文殊菩薩(三七日)
普賢菩薩(四七日)
地蔵菩薩(五七日)
彌勒菩薩(六七日)
薬師如来(七七日)
觀世音菩(薩百か日)
勢至菩薩(一周忌)
阿彌陀如来(三廻忌)
阿閦如来(七廻忌)
大日如来(十三廻忌)
虚空蔵菩薩(三十三廻忌)

でした。
法事の担当順(宗派によって異論はあるみたいですが)ですね。
何の地蔵群なのか、気になるところです。
ただ、勉強になりました。


…他にもお寺を回ったのですが、長いので明日書きます。
お寺は、歴史があって面白い。

ろくにお参りもせず写真ばっかり撮っていた、不遜なカメラ工場長ですが、
仏様、許してください。

そして、不遜にも明日へつづく!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年11月05日 00:01

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