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2006年11月17日

愛媛県にて、接遇研修会がありました(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今年度2回目の葬儀スタッフ向け接遇研修会が行われた。
前回は仕事を終えてから遅い時間の松山入りだったので、
今回は早めの飛行機で入り、私が好きな「道後温泉」へ行ってきた。

バスを降りるとまず迎えてくれるのが道後温泉入り口の「からくり時計」。
バスから降りた時間が4時55分。
5時から短いショーが始まる。
前回は見ることたが出来なかったので楽しみに待った。
他にも結構観光客がいる。
松山は暖かいと思ったが、夕方はさすがに冷えてきた。
傍らには「足湯」がある。
そこに手を入れたりして5時を待った。
そしていよいよ始まり。
どんなカラクリかが楽しみだ。
時計が動くたびに観光客が「おお~」と声をあげる。
やっぱり、坊ちゃんのお話がテーマになっていた。
私はゆっくりと見る間もなく、このエッセイ用に一通り写真に収めた。
ちゃんと撮れてほっとした。



道後温泉のメインは、やはり重要文化財の道後温泉本館だ。
その場所まで行く途中のアーケードが実に楽しい。
あちらこちらをのぞきながらアーケードを抜けた所が、道後温泉本館だ。
昨年行った時は午後の早い時間だった。
とても空いていたのを覚えている。
ところが今回は夕方とあって、ナンとおそろいの浴衣を着た観光客が、
温泉の本館に押し寄せている・・・。
それほど広くはない館内にどんどん人が入って行く・・・。
そこで私は今回、道後温泉「別館・椿の湯」に行くことにした。
ここも源泉は同じ。
インターネットでチェックしていて良かった!
ここはほとんど地元の人ばかり。
大きな荷物を持っているのは私くらい。
お風呂は本館に似せて作られているようだ。
しかし湯船も洗い場も本館より広いし、シャワーもたくさんあって快適だった。
お湯は、なめらかでとっても良かった。
料金も銭湯なみ。
こんなお風呂に毎日入れる人は、幸せだなあ・・・。



お湯で疲れを癒した翌日は、いよいよ第2回目の接遇研修会である。
事務局のYさんの迎えで、前回と同じ東温市にある葬祭ホールに向かった。
第1回目は、葬儀接遇の基本と共に、心構えを中心に講義をして、
後半は、ホールを使って簡単なロールプレイングを行った。
第2回目のテーマは、葬祭ホール接遇の具体的な部分である。
実際の動きや言葉を使いながら動くことが中心になる。
しかし、研修会前後に葬儀がいくつか入ってきたらしい。
予定していたスタッフの中から2名が欠席となり、
今回の研修が初めての受講生の方が多くなってしまった。
人数も減って全部で4名。
そして全員が様々な環境の中で仕事をする人たちである。



内訳は、リーダーとして葬祭ホールを動かしている方。
2ヶ月の新人さん。
4年ほど現場に出て担当もしている方。
そして主に事務的なことに従事する方。
そして全部が男性である。
はじめにオリエンテーションとして、
一人ひとりがやっている日頃の仕事内容から聞いて行った。
その中でお客様との接点はどのような場面か、
そこで出来なければいけないことは何か、
自分の立場や役割を再確認すると共に、
出来ていないことに気づくことにもつながる大切な振り返りでもある。
それを一人ずつ確認していく。
受講生の人数が少ないということは、
私が一人ずつと向き合う時間が十分取れるのでとても好きな時間である。
受講生にとってはとても大変なことかも知れない。
しかし皆さんが真面目に考えて答えてくださった。



その後、葬祭ホールを使って、
前回の復習を含めて接遇スキルの部分的なトレーニングをした。
葬儀が入っていて祭壇では準備が続いている。
その場を使って実践的トレーニングは、より具体的にその形が学べる。
「歩くこと」ひとつにしても、個人の癖があったり、
そんなことを考えたことがなかったりする。
身についてしまった形は、すぐに直せるものではない。
研修会の中で、自分の形と他のスタッフの形を比較しながら、
少しずつ直して行ければいい。
私たち葬儀スタッフは、儀式の中で、
悲しみのお客様をサポートしているということを一時も忘れてはいけない。
しっかりとした態度、動きで臨まなくてはいけない仕事である。

受講生4名の、実に中身が濃い研修会は
「葬儀のお客様を満足させるためには・・・」というテーマで、
1日中、頭と体をつかった深い時間だった。
私は、心地よい疲れと共に、
瀬戸内海に沈む夕日が綺麗な松山空港から帰途に着いた。
皆さん大変お疲れ様でした!
12月には井手講師の司会研修会が開催される。
皆さんのご参加を心からお待ちいたしております。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年11月17日 00:06

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