« 休みは公園で(工場長こと古家寛) | メイン | 神奈川 葬祭ディレクター技能審査受験対策講習会 (井手一男) »

2012年08月29日

宮城 葬祭ディレクター技能審査受験対策講習会 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

岡山の後、一旦自宅へ、そして前泊で宮城県に入る。
今年から事務局が一新、顔合せや打ち合せを兼ねて食事会をしてくださった。
今まで伺ったことがないお店に連れて行ってくださったのだが、
ここが大変素晴らしいレストランであった。
食べログ等では知られているらしいが、こんな田舎の、こんな近所に、こんな店が。
何と3.56でフレンチ・イタリアンのお店。
10年以上伺っている場所だけに、まさに驚きである。
「North pole」という店名だが、そもそもは花の名前であろう。
由来は分からないが、流行のガーデンレストランである。
花の咲く季節に訪れれば感激もひとしおのはず。

ついでに小洒落た料理も少し。

(途中から面倒くさくなって、撮っていません)

さて翌日からの二日間研修。
昨年は研修も一日だけ、東日本大震災の影響下で受講生が6人という緊急事態。
受験したくても出来ない人が多かった。
今年は20名を超す受講生が集まってくれ、通常通りの二日間講習会へ。
初日はいつも通り、「実技接遇」からスタートして、お互いに審査をし合う。
所属が同じ人間同士だから、仲良くなって肩の力も抜けてくるし、
審査役になれば、審査員の気持ちも分かる。
どんなところが気になるのか、他人の振り見て、我が振り直せだ!
そして審査員の気持ちが分かれば、試験会場でブースに入る時に、
「宜しくお願いします」と礼をして入った方が、お互いに気持ちが良い。
審査員の気持ちになることも重要だし、試験を受ける側と、審査をする側との違い、
審査協会は葬儀社の社会的地位向上と、現在の求められるスタッフ像に対しての試験、
しかしながら受験する側は、個人の評価を望もうとする姿勢には少しズレがある。

そして一日の突貫講習で足りるわけもなく、9月12日までは当然ネットを使いながら、
「実技筆記」「学科試験」対策の勉強をし、これは今後も継続します。
学科対策では、その範囲の広さに驚くとともに、今年は東日本の問題もいくつか出そう。
例えば、死亡届の「申述書」の問題。
普通失踪だと7年、特別失踪(事件・事故の場合)は1年。
しかし、震災ではそれでも長いということで「申述書」で行われた。
また、死者・行方不明者の人物の照合は、遺体の歯型やDNA鑑定が効果を発揮した。
家族など近親者のDNA情報は、血縁が濃いほど共有する割合が高く、
親子なら50%を共有している。
子は父親と母親の遺伝子を半分ずつ受け継ぐからだ。
地道なデータ解析作業である。

二日目は「幕張実技」と「司会実技」。
1.2級にそれぞれ分かれて午前と午後。
幕張実技の1級は幕を張っていない人には難しい。
宮城県の都市部を離れても、最近はホール葬が圧倒的だから、
テーブルに被せるだけの幕が多くて滅多に張ることがない。
結局、受験に際して幕張を学ぶというパターンで…大丈夫か。
司会に関しても同様。
平素が外注だから司会をあまり経験したことがない。
それなのに1級の司会は社葬である。
簡単に言うと、出来るわけがない。
出来るわけがない者を、合格するまでのレベルに持ち上げるには、
何をどうしたらよいか…この日だけのレッスンでは無理。
継続的にネットでフォローアップしなければ点数が届かないのだ。
それが現実に近い。

暑い中、皆さん一生懸命頑張ってくださいました。
まだこれで終わりではありません。
直前対策で、もうひと踏ん張り。
頑張ってください!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年08月29日 08:30

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/2467

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.