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2007年02月14日

脳内出血2 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今の私は、退院後一ヶ月。
リハビリと毎月の通院で精一杯。
リハビリ…これが毎週で大変である。
脳内出血で壊れた箇所は、二度と戻らない。
新しい接続を必要とする。

私は左脳から出血したので、右手右足がダウンした。
症状は言うのも恥ずかしいが、パワーが20パーセント落ちたと思う。
根拠は、一つには握力。
退院当初は、右が33キロ、左が38キロ。
一週間後は、右が38キロ、左が42キロ。
かつては右の握力が50キロほどだったと思う。
また、足も同様の落ち方をしていると思う。
長いこと歩いていると、片足を引きずるようになる。
右足の付け根が痛い。

先日、リハビリでバッティングセンターへ。
松坂大輔を100キロに想定して打ってみた。(大輔ごめん)
無理しない程度にトライしたけど、まるで世界が違う。
最初の30球はポツポツ程度、次の30球はやや打てる。
100キロ程度でこれかよ!
ちょっとショックが大きい。

次に「ストラックアウト」と呼ばれる16枚のカード。
制限時間内に、全部倒せばクリアである。
もちろん、私が投げるのだ。
こちらは、ナント届かない。
仕方がないので山なりで放ったら、上の幕に当たってパー。
少し力を込めて投げてみたら、全然別の方向へ。

別人だ。
別人28号だと思って、考えを改めよう。
今の自分を、知ることだからね。
そして一番厄介なのが、声を出すこと。
酷い下手である。(意外と難しい)
20パーセント落ちただけなのに、いやこれは関係ないのかもしれないが、
まあ、どうしようもないのだ。
病院でやる発声練習では足らないのが、司会の発声練習。
毎日の散歩コースに、ア行からワ行までの繰り返し。
さすがに、ア行は誰にでも出来る。
声帯から直接声が出てくるからね。
問題は、子音だよ。
この接続の練習に必死なのさ。
へへへ、少しずつ上手くなっているではないか。

子供にみかんをポーンと放る。
あれ? 随分手前に落ちるなあ。
自分の感覚では右手で投げる力が弱い。
不思議だなあ、昔の自分ではない。
筋肉が落ちたわけではないんだけど、伝わらないのだ。
もう、全てがそうなのだ。

特に字が酷い。
右手に微妙な力加減は、とても無理。
「書き順プリント」を1年から6年まで購入。
字は知ってるさ、ただ書くことが必要なだけ。
頭が痛いよホント、意外と字を書くことが多いから。

新たな接続と言えば…何がしか道を導入するか?
幸い症状は軽くて済んだが、色々と思うこともある。
もっと違う方面で、トータルに捉えたい。
これもゆっくり考えよう。
2月と3月は休憩に当てるつもり。
時間は、ゆっくりあるさ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年02月14日 00:29

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