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2007年12月17日

関西の葬儀社様 ~女性スタッフ特訓研修会~ その2(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

報告の続きです。
今回の研修会対象者は6グループの選抜チームです。
スタッフの能力的には、大きな「ばらつき」があります。
しかし、現場というのは色々なスタッフがいて、
そのメンバーがそれぞれの力を出し合い補足し合い成り立つ場所です。
出来る人ばかりではないのが現状の姿です。

まずは、動きと言葉のパーツごとの検証をしました。
はじめにつまずいたのは、ベテランスタッフのやり方です。
特に古いスタッフの方は、昔からの間違ったやり方を自分の形にしていました。
癖を取るには、時間がかかります。
研修会に来たということは「今の自分を少しでも変えたい」
という意欲の表れだと解釈いたします。
ですからなるべくその本人には、私が感じた本当のことを伝えます。
それがスタッフ自身としては、言われたく無いことかも知れません。


私は講師としての目で、変えて欲しいことを伝えるわけですから、
キツイことを言われるという状態でしょう。
でもまず、スタッフに求められるのは、その壁を越すことです。
ここでスタッフ個人の意欲や、性格が、良くも悪くも表れます。
素直な方は、その意見を受け入れて前に進もうと努力してくださいます。
他の研修会では「その言い方はきつい」とか、「厳し過ぎる」とか、
「そんなことは無い」などと文句を言う人もいました。
そこで私は尋ねます。
「研修会の目的は、何でしょうか?」
「ここに来た、あなたの目的は何ですか?」
答えは、より良い接遇が出来るようになることです。
私以上に、会社がそれを求めているのです。
その為には出来ていないことと向き合わずして、前に進むことは出来ません。
この葬儀社様の女性スタッフの素晴らしい所は、前向きな方が多いことです。
リーダークラスの女性達も、非常に一生懸命に研修会と向き合ってくださいます。
その空気が、他のスタッフの皆さんを包んでいます。



1日を通じて、葬儀式場スタッフとしての意識の持ち方、
心の向きを率直に伝えて行きました。
皆さんはそれを一生懸命に受け止めてくださいました。
又、周りのスタッフ達がサポートしあいながら、越して行く様子が見えました。
日頃のチームワークは、こうして研修会の中でもそのまま発揮されるものです。

数日後に、研修会内容のDVDが送られて来ました。
私はもう一度見て、一人ひとりをチェックいたします。
そして講評を通して、この冬の時期に頑張る「自分自身の接遇テーマ」をお伝えします。

忙しい季節が始まりました。
研修会で身につけたことが、現場では発揮できないジレンマも体験するでしょう。
理解の無いスタッフと仕事をすることもあるでしょう。
「どうしたらいいのか・・・」と悩むことも多いでしょう。
でもそこで考えて欲しいのです。
「お客様のために、何が大切か」
「お客様は、自分がどうすることを望んでいらっしゃるのか・・・」
自ずと、答えは出て来ると思います。
お客様のためにより良い接遇を追及するために、自分を信じてください。
頑張って研修を受けたことを思い出してください。
そして、やり切る覚悟をすることです。

この葬儀社様では、来年3月にフォローアップ研修会が予定されています。
3月には「どれだけの成長を見ることが出来るのか」今からとても楽しみな私です。
大変お疲れ様でございました。
どうぞ頑張ってください。
皆さんを心から応援しています。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年12月17日 09:15

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