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2010年01月12日

風邪(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

正月疲れが原因か、どこかでウィルスをもらってきてしまったのか、
年明け早々に風邪をひいてしまいました。
私の風邪は毎年喉にくることが分かっていて、
咳が出て、痰が絡み、声が出にくくなります。
喉が弱いんですね。

喉の弱さは、喉の粘膜が乾きやすさに原因があると聞いています。
もちろん、私自身の体質的なこともあるでしょう。
しかし、喉の粘膜を鍛えるのは難しいので、
せめて喉が乾かない工夫(うがいなど)をしようと思うのですが…。
ついつい怠ってしまったようです。

年末年始に緊張する場面が多かったことも、風邪の原因かもしれません。
緊張した(ストレスを感じた)時は、よく「喉が渇く」と言います。
あれは、ストレスによって唾液の分泌が抑えられ、
喉の粘膜が乾燥した状態になることのようです。

粘膜が乾燥すると、なぜ風邪をひきやすくなるのか。
そもそも粘膜とは喉や鼻などの内面をおおった上皮のことで、
粘液は粘膜があるところに分泌される液体(唾液や鼻水)になります。
粘液は免疫に関する2つの働きを持ち、外部からの病原菌の侵入を阻止します。
1つは、病原菌を包み込み体外に排出する働き。
(くしゃみや咳は、病原菌を排出する運動の一つですね)
もう1つは、粘膜に付着した病原菌を殺菌する働きです。

ところが粘液は乾燥に弱く、冬に分泌が低下すると言います。
粘液が少ないと病原菌を殺菌しきれず、
体内にウィルスの侵入を許してしまう…。
よって、風邪をひきやすくなるということになります。

体内にウィルスが侵入しても、
体内の免疫力が高ければウィルスを撃退することができます。
しかし、体内で働く免疫細胞は寒さに弱く、
気温の低下や身体が冷えると免疫細胞の活動が鈍くなります。

昨年のエッセイにも書きましたが、気温の変化(特に気温の低下)は、
体温を調整している自律神経にストレスを与えます。
すると自律神経の働きが追いつかなくなり、
体内の免疫力や抵抗力が低下します。
また、身体が疲労した状態も免疫力が低下を招きますので、
働きすぎずに、身体を休めることも大切ということになります。

乾燥による粘液の減少と、寒さによる免疫力の低下。
一年の中でも、冬は最も体調を崩しやすい季節と言えます。
寒さに比例して葬儀は繁忙期となりますが、
風邪には(他の病気にも)十分にお気を付けください。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年01月12日 09:00

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