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2006年12月09日

芸術の秋シリーズ その1「音楽発表会」(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

次男の中学校では、毎年秋恒例の「音楽発表会」がある。
長男から通算6年間、保護者の私も通い続けた。
というか、私もPTAコーラス隊の指揮と歌唱指導として参加しながら、
PTAのお母さん達を支えてきた。
6年前にふと思い立って結成した「期間限定のPTAコーラス」は、
その年は、お母さん達が30人いるかいないかの即席コーラス隊だった。
全員が全身黒の衣装を着て「ゴスペル」を歌った。
私も中学校のPTAでは初めての体験で、
どこまでシャシャリ出ていいのかが分からずに、
先輩お母さんたちの顔色を伺うことも多かった・・・。
その翌年又もや結成。
そして遂に6年間続けて、今や音楽発表会恒例のPTAコーラスになった。

次男が1年生に入った3年前からは、
全員の先生方にも声をかけて、一緒に歌うようになった。
その年度によって先生方の「ノリ」も違う。
こちらがその気でも、なかなか先生方の腰が重い年もあった。
私は保護者としての関わりなので、あまり出しゃばったことはしたくない。
そのあたりの様子を見ながらのサポートは実のところ気をつかうことも多かった。

お手伝いをはじめて6年目の今年、先生側との連携はバツグンで、
先生たちも率先して練習を積んでくれた。
今年は「オレンジレンジ」の歌を歌うことに決めていた。
「オレンジレンジ」は次男が好きなグループで、
他の子供たちもきっと一緒に歌ってくれると思ったからだ。
「オレンジレンジ」特有のラップのような早口は、大人には難しいので、
「オレンジレンジ」独特のやさしいメロディーのところばかりをつなげて、
「チャンピオーネ」で始まり「きずな」「以心電信」「花」、
そして「きずな」で終わるメドレーに、私が編曲をした。
7月から全体練習をはじめて、本番までに10回のリハーサル。
私は出張の合間に、好きだからこそ情熱で乗り切った。

発表会会場は、今年新しくリニューアルされた杉並公会堂。
次男の中学生最後の年にこの新しいステージに立てたことは、
親も子供も本当に幸せなことだ。
毎年この時期になると、学校中に子供たちの練習の歌声が響く。
一人が歌いだすと、周りにいる友達が次々と声を合わせるという。
委員を中心に、クラスごとに念入りに練習を重ねながら、
チームワークのいい時も悪い時も、様々な壁を乗り越えて、
この日のステージに立つのだ。
この中学校の素晴らしい伝統に、保護者の私たちも学校を支えながら、
有意義な1日を過ごさせてもらった。
緊張しながらも、一生懸命に歌う子供たちの歌声には、いつも感動の涙が出る。

今年、PTAコーラス隊は保護者35名、先生25名、総勢60名。
6年かけて倍の人数になり、名物コーラス隊に育った。
保護者と先生方が歌うステージ上と、子供たちが聞いている会場に、
「オレンジレンジ」の歌声が響いた。
子供達と先生と保護者がハーモニーを合わせるという私の目的は立派に果たされ、
「頑張って来て良かった・・」と感じる瞬間だ。
私は毎年、指揮者なので、会場の様子を見ることが出来ない。
去年は、指揮台の上でくるりと振り返り、
会場の子供たちに向けて指揮をしたら、次男から、ものすごく怒られた。
「今年は、こっち(会場)を見るなよ!」と、キツイお達しを言い渡された。
でも、これは私の意思ではどうにもならないことで、
カラダが反応してしまうことなのだ。
当日は、それを抑えることが大変だった・・・。

今、学校社会に「いじめ」「自殺」などの問題は尽きない。
私は、このような音楽をつかった触れ合いを通して、
「大人と子供が少しでも豊かな時間を共有したい」という強い信念を持っている。
今年で、次男は卒業して行くが、私は今後も、
地元の大人としてこの音楽発表会をサポートして行くつもりだ。
夢は「100人のコーラス隊」何年か先には、実現できるかも知れない。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年12月09日 00:56

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