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2006年11月15日

2本シリーズ 第六戦(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

2本シリーズ第六戦。
本家野球の日本シリーズを超えてしまいました。(想定外)

今回は、出雲のFUNETサポートも無事に終了して、
東京に戻るまでの数時間の話。
出雲近辺を散策したいと思い、出雲大社に伺いました。

今回は、工場長が行く出雲大社編です。


表参道手前の大社。
その名も、「日本一の大鳥居」。(自称)
…センス無ぇ。
大きいだけがトリエの鳥居。


 

500m程歩いて、ようやく玄関のような鳥居にたどり着きました。
木造で扁額は無し。
神社らしい雰囲気が出てきました。


 

それからさらに300m程歩きました。
本殿まで、まだ道半ばといった所でしょうか。
表参道、長いです。
森を抜けて、池を眺めて、橋を越えて…すごい敷地だ。
α波は抜群です。


 

本殿に近づくにつれ、芸術的創造物も姿を現してきました。
こちら、「神話の社」。
三本の柱は「森」、中央の大理石は「森に集う大国主と動物達」、
…という設定のようです。


 

こちら、大国主とウサギです。出雲神話に基づいていますね。

ワニを騙して川を渡ったウサギ。
騙されたワニが怒って、ウサギの皮をはぎ取ります。
無残な姿になったウサギを、大国主が見つけて助けました。
大国主の優しさに惹かれたウサギは、お妃様を紹介する…。
(詳細は、検索して調べてください。)

それにしてもウサギ君、ちょっと目つきが悪いぞっ。


 

これも出雲神話の一つ、
「大国主の国づくり」に関するワンシーンだと思います。
大国主と、海を照らして来る神(大物主大神)が出会う場面でしょうか。


 

ようやく本殿が見えてきました。
境内に入る前の「清めの水」。
参拝者は、ここで手を洗っています。


 

拝殿。
注連縄(しめなわ)に、参拝者が何かを投げています…。
良く見たら五円玉です。
祭神が「縁結びの神様」だけに、注連縄に五円か。


 

 

ちなみに、拝殿では神前挙式の「修祓」でしょうか、
巫女さんが鈴を鳴らしていました。神聖な雰囲気。

注連縄に五円玉を突っ込んでいる参拝者とのギャップが何とも言えません。
ま、写真を撮ってる私も同様ですが…。

巫女さんが素敵。


 

 

拝殿から境内を眺めると、
目に付くのは、みくじ結びと絵馬の数々。
参拝した人の多くが、願いを込めるのでしょうね。
ちなみに、おみくじ一回50円。

私も引きました。
ここのおみくじは「大吉」「中吉」等のランク付けはありませんでしたが、
内容は結構いい感じでした。


 

本殿は、補修工事中でした。
扁額等が隠れて見えなくて、
概観を詳細写真に収められず、残念です。

古代の本殿は↓のような感じだったそうです。

30mの高さがあったと推定されています。
エジプトのピラミッドも凄いけど、出雲も負けてない。

 

本殿前の八足門。
本殿への参拝は、この門前での参拝となっています。
(お正月は、特別に本殿まで入れるそうですが)
二礼四拍手一礼が、ここの拝礼方法のようです。
私は二礼四シャッター一礼。

右写真の「3つの円」は、古代本殿の「柱の跡」です。
左下の影が、シャッターを押している私です。
非常に大きな柱だったことがわかると思います。


続いて、本殿の周囲も少し散策

 

末社十九社。
大国主大神が「むすびの神」であることから、
旧暦の十月には全国の神が集まり、
人々の幸福のために神議する神事があるそうです。
ここは、その神々のためのお宿。

ちなみに、私がここを訪れた時も十月。
旧暦では十月のことを「神無月」といいますね。
この神事で全国の神々が出雲に集まり、
地方では神様が留守になってしまうことから、
「神無月」と呼ばれるそうです。
反対に出雲では「神在月」と言うそうです。


 

末社釜社。御祭神は、宇迦之御魂神(食物をつかさどる神)。
先日訪れた福岡にもいくつかありましたが、
全国の稲荷社の御祭神は、この神のことだそうです。


 

攝社素鵞社。御祭神は、須佐之男尊(すさのおのみこと)。
災害から土地を守る神だそうです。
神話では、草薙剣でヤマタノオロチを退治した神ですね。


 

攝社氏社。御祭神は、天穂日命。
天穂日命は、伊勢神宮の祭神である「天照大神」の第二の御子神。
国譲りの神話の中で、天照大神の命により、
天穂日命が出雲大社の祭祀になったと書かれています。
ちなみに、天穂日命は、
現在八十四代続いている宮司(出雲國造氏)の先祖にもあたるそうです。


余談ですが、上記4社の名前の頭に注目していただくと、
「攝社」「末社」とあります。簡単に説明すると、
攝社はその神社の祭神と縁故の深い神を祀った神社、
末社はそれ以外のものと区別されて、
格式は本社・攝社・末社の順とされているようです。

あと、書くのが遅れましたが、念のため書いておくと、
出雲大社の祭神は「大国主大神」です。
(前述したウサギの神話等の“大国主”と同じです。)


ふー。出雲大社本殿は、これで終了です。

ただ、これで終わらないのが、2本シリーズ。
本殿の後は、お隣に建っている「婚儀殿、神楽殿」も簡単に紹介します。

 

「婚儀殿」は、名の通り結婚の場。
私が訪れた日は週末だったこともあり、
何組ものカップルが挙式を挙げていました。
(いいですなぁ。)

「神楽殿」前には、拝殿同様に大きな注連縄がありました。
(重さは、約5トンあるそうです…)

 

相変わらず、参拝者が縄に向かって五円を投げています。
(女性集団が投げていると、神は神でも挙式に対するヒガミだな。)

 

神楽殿の扁額です。
右の2文字は「神光」と書かれていると思います。
左の2文字は、残念ながら私の学力では読めません。

右の写真は、式中の新婚夫婦。
美しい場景でした。今日の主役は、あんた達だ。


 

神楽殿横にある、「鏡の池」です。
写真右は、水面に映った山の景色。
写真でも鮮明に、鏡のように映っています。
ただただ美しい。


 

神楽殿の裏にある、「鎮守社」にも参拝。
門に彫られている家紋は、「剣木瓜」でしょうか。
高貴な家紋ですが、誰のものでしょうね。

 

人形やおもちゃが供えられた社。
子供の供養でしょうか。ここには手を合わせる。

 

天満宮もありました。
全国にありますね、天満宮。
梅の家紋。菅原道真を祀る社。

…「鎮守社」は、少し重い雰囲気を感じました。
安易に入ってはいけなかったかな。

深く一礼して、出雲大社を後にしました。


ふー。
気がつけば、写真のアップ数が過去最高です。
出雲大社の写真集みたいになってしまいましたね。
(カメラ小僧か、私は…)

中でもやはり、お気に入りは↓

(秋葉系か、私は…)


ただ、出雲散策はこれで終わらず、
この後、出雲の神秘的な町並みも散策しています。
時間が非常にゆっくりと流れていて、非常に心地よい地域でした。

そんな訳で、2本シリーズは最終戦までもつれ込んでいますので、
あと一日お付き合いいただければと思います。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年11月15日 02:30

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