講演は、非常に聞きやすかったです。
(事前知識もあったので。)
講演の内容は、「尊厳死とは何か」、「尊厳死に関連する裁判の判例」、
「尊厳死の歴史」、そして、「尊厳死の現状」。
まず、尊厳死とは何か。
これは葬祭ディレクター技能審査にも出題される問題ですので、
多くの人が定義を知っているとは思います。
先生も述べられていましたが、
日本尊厳死協会のホームページに書かれている言葉を引用すると、
「(尊厳死とは、)傷病により『不治かつ末期』になったときに、自分の意思で、
死にゆく過程を引き延ばすだけに過ぎない延命措置をやめてもらい、
人間としての尊厳を保ちながら死を迎えること」
ということになります。
先生は、「人間としての尊厳を保ちながら死を迎えること」を
「自然死を選ぶこと」とも言い換えていました。
自然死という言葉も、違和感がないですね。
その尊厳死の意思表示をするために、
「リビング・ウィル」(日本尊厳死協会では「尊厳死の宣言書」)が必要になります。
主な内容は、
①不治かつ末期になった場合、無意味な延命措置を拒否する
②苦痛を和らげる措置は最大限に実施してほしい
③数カ月以上に渉り植物状態に陥った場合、生命維持措置をとりやめてほしい
の3点です(日本尊厳死協会のホームページから引用)。
講演では、実際の宣言書も配られていました。

(「尊厳死の宣言書」を写真で撮ったもの)
こういう紙に記入して宣言するんですね。
宣言書は初めて見ました。
ちなみに、尊厳死協会の会員は、現在12万6千人前後。
そのうち、男女比は男性35%に対し、女性が65%。
女性の方が肝っ玉据わっているんだな…と思っていたら、
どうも女性の平均寿命が長いことに関係しているそうです。
というのも、尊厳死協会の会員になるキッカケとして多いのが、
「看取りの瞬間」とのこと。
大切な人が亡くなる間際にトラブルがある程、
自分が亡くなる時は身辺整理をキチンとしておきたいと思うのだそうです。
続く