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2006年11月25日

蔵の街、栃木市(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

研修会で、群馬県に行った・・・その場所は群馬県なのに、
栃木県と茨城県と埼玉県の境にあり、隣駅は他県という場所。
そして群馬の仕事なのに、前泊で泊まったのは栃木県栃木市だった。


宇都宮市はよく知っているが、栃木市というのは初めてだった。
戦災から免れたために、古い町並みが残っている。
そして多くの蔵が立ち並ぶとても静かな町だった。
倉敷のミニ版という感じだ。
駅は、JRと東武線の両方がある。
立派に建て直された駅舎には驚いた。
駅前は区画整理がされてすっきりときれいだった。
その駅前の加登屋というビジネスホテルに泊まった。
○○屋という屋号のホテルは、用心しなくてはいけない。(過去に失敗してる)
しかしここはネットで写真を公開していたので、安心して予約が出来た。



宿から15分位歩いた古い街並みには蔵が多く立ち並ぶ。
川沿いに数軒の古い建物があった。
ひとつひとつが観光用に公開されている。
川には船も行き来して、遊覧船となっていた。
この町は、作家の山本有三氏の出身地としても有名だ。
真実一路や路傍の石などを書いた山本有三の実家の横にあった蔵は、
山本有三ふるさと館として、観光客でにぎわっていた。
この町はひとりでぶらりと歩くのには手頃な広さだった。
少し疲れると、川沿いのベンチでゆっくりと風に吹かれた。
もう少し疲れると、静かな喫茶店を探しコーヒーを飲んだ。
喫茶店の窓越しにも蔵が見えて、飽きることは無い。
行くあても無い旅は、自由気ままで大好きだ。
ひとりでいるのが好きな私だ。
ひとりでいることは、自分探しをする大切な時間だと思っている。



今年も、研修会で随分出張をした。
新幹線や飛行機であちらこちら・・・。
今回のように各駅停車の旅もいいなあ・・・。
元々、外へ出歩くことは好きだ。
今年は出張のついでに色んな場所を訪れた。
気持ちに余裕が出て来たのかもしれない。
海や、温泉、山へも行った。
その度に、人間なんて、私なんて、ちっぽけだと気づかされる。
大きな自然の中に生かされる小さな生き物だ。
こうして歩き回れることの健康を感謝して、
そろそろちょっと疲れも溜まってきたが、
研修会シーズンのあと少しを精一杯乗り切ろうと思った旅だった。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年11月25日 00:00

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