同じ動物関係のニュースですが、
西アフリカのギニアでは、野生のチンパンジーの母親が、
死んだ赤ちゃんを生きている時と同様に扱うことが確認されたようです。
京都大学の霊長類研究所によると、チンパンジーの赤ちゃんが病死した際、
母親が死骸を背に1ヵ月近く生活するのを数例確認。
いずれのケースも死骸を背負って行動し、
毛づくろいをしたり、ハエを追い払ったりしていたそうです。
この両者に共通するのは、
動物も人間と同様に「弔い」行動をすると推測できる点です。
特に京都大学のチームでは、チンパンジーが人間に近い動物ということもあり、
「人間の弔いの起源を解明する手掛かりになるのでは」と話しているとのことです。
この分野の研究が進み、弔いの本質が見えてくれば、
人の葬儀やグリーフワークの研究にも役立つ可能性があると思います。
動物の動物による弔いがある一方、
人間の動物(ペット)に対する弔いは、近年問題を含んでいます。
先日は、埼玉の飯能ではペットが山林に遺棄される事件がありました。
葬儀サービスの信頼関係を裏切る、酷い事件でした。
市民がペット葬儀業者に対して規制を求める声も挙げているようですが、
法整備もなかなかすぐには進まないようです。
個人的には、緩やかであれ、
市や国から事業者に対して法整備をするべきだと思います。
(ペットだけでなく、人の葬儀に対しても)
葬儀サービスの健全化を目指すだけでなく、
人々が葬儀や死を自分自身の問題として考えるためにも、です。
ペット雑誌などを出版する「野生社」の調査によれば、
今年の4月現在でペット葬祭業者が831社あるそうです。
この20年で、4倍の数になったそうです。
人の死亡人口も、今後20年~30年は増え続けると予想されています。
家族葬や無宗教葬を始め様々な形式の葬儀が模索されていますが、
弔いの本質は何か、一人ひとりが考えるタイミングに来ていると思います。